一部改良で安全性も向上。スズキの本格軽クロカン「ジムニー」が根強い人気を誇る理由が納得だった

ジムニーノマド

リセールバリューの高さも人気の要因に

前出の販売店担当者は、ジムニーがここまで支持される理由のひとつにリセールバリューの高さがあると続けて話します。

「新車で230万円前後の『XC』を購入されたお客様でも、3万km程度の走行距離で100万円を超える査定になることがあります。さらに、5万km走っていてもクルマの状態が良ければ、同程度の価格で売れるケースもあるほどです。

ジムニーは中古市場においても高い価値を維持する軽自動車であるため、購入を検討するお客様にとって大きな魅力のひとつになっていると考えられます。

ただ、『ジムニーノマド』や『ジムニーシエラ』の納期が短くなったり、ジムニー全体の生産能力が向上すれば、リセールバリューも相対的に下がる可能性はもちろんあります。

また、今回の一部改良ではアダプティブクルーズコントロールがMT車も含む全グレードで標準装備化されたほか、安全装備のカメラ精度が向上し、フロントセンサーなども追加されることでこれまで以上に安全性能が高まりました。

それに伴い価格は上昇したものの、ジムニーは依然として人気の高いモデルであることに変わりはないと感じています」