全身最新化! ダイハツ「アトレー」のグレード選び。注目ポイントを解説!
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:ダイハツ工業 30
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現在販売されているダイハツ アトレーのグレードラインナップと、それぞれの車両価格は以下のとおりです。
●RS(2WD)|167万2000円
●RS(4WD)|182万6000円
●X(2WD)|156万2000円
●X(4WD)|171万6000円
●デッキバン(2WD)|191万4000円
●デッキバン(4WD)|206万8000円
デッキバンというのはボディ後端にオープンデッキを備えているやや特殊なボディ形状ですので、一般的なアトレーのグレードは「RSとXの2種類だけ」ということになります。
上級グレードであるRSと、普及グレードであるXの主な相違点は下記のとおりです。
・ドアミラーターンランプの有無
・RSは「TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」で、Xは「マルチインフォメーションディスプレイ」
・メーターパネルのシルバー加飾の有無
・メッキシフトリングの有無
・荷室アクセサリーソケット(12V)の有無
・Xは全車速追従機能付ACCを装着できない
・XはLKC(レーンキープコントロール)も選択不可
・「標識認識機能」はどちらも標準装備だが、Xのそれは「最高速度」を認識しない
・RSはオートエアコンで、Xはマニュアルエアコン
・Xは「パワースライドドア」を装着できない
・RSは「バックカメラ」を標準装備するが、Xではオプション
・「ステアリングスイッチ(オーディオ操作用)」も、Xはオプション
主なところを列挙しましたが、「メーターパネルのシルバー加飾の有無」や「メッキシフトリングの有無」はどうでもいいとして、「荷室アクセサリーソケット(12V)」や「全車速追従機能付ACC」「オートエアコン」あたりの有無は、けっこう重要かもしれません。
そのあたりを重視したい人は、11万円の価格差があったとしても「RS」を選んだほうが、のちのち満足できるでしょう。
ただ、「シンプルなギア的軽自動車なのだから、ACCもオートエアコンも必要なし!」と考える人であれば、比較的安価なXでも十分と思われます。
また「アトレー デッキバン」はオープンデッキを備えていますので、サーフィンや釣りの相棒としてアトレーを使いたい人にはかなり向いていますし、装備類もRSとおおむね同様に充実しています。
アトレーのライバルとなるのはスズキ「エブリイワゴン」でしょう。
ダイハツのハイゼットカーゴに相当するスズキ「エブリイ」と、アトレー(従来型はアトレー ワゴン)に相当する「エブリイワゴン」は、これまでは、ライバルであるハイゼット/アトレーよりも「積載力とデザインは1枚上である」と評価されることが多い車でした。
そしてエブリイワゴンのほうも、アトレーに対抗する意味合いで2022年4月に仕様変更を実施。「セーフティサポート装着車」にバックアイカメラ付きディスプレイオーディオをオプション設定し、リアのルームランプをLEDに変更したほか、ハイルーフ仕様にオーバーヘッドシェルフを、「PZターボスペシャル」には本革巻きステアリングホイールを追加しました。
そのため、依然としてエブリイワゴンのほうも魅力的ではあるため、スズキのブランドイメージやエブリイワゴンの内外装デザインを好ましく思っているのであれば、エブリイワゴンを選ぶのもありでしょう。
しかし客観的に俯瞰してみますと、あくまで耐久性を重視した作りの4速ATを採用しているスズキ エブリイワゴンに対し、新開発された後輪駆動用CVTによるスムーズで力強い走りを実現させたダイハツ アトレーのほうがより魅力的といえます。またエブリイワゴンには設定すらされていない全車速追従機能付ACCが、アトレーのRSとデッキバンには標準装備されているというのも、キャンプや釣りなどへ行くために高速道路を走る機会が多いユーザーにとっては有利なポイントです。
17年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場した新型アトレーは、そのしゃれたデザインを含め、「箱型の軽自動車を使うことで、日々の生活をより豊かに、より楽しくしたい」と考える人には今、最適な選択肢のひとつかもしれません。
現在アトレーを検討中という方は、迷わずそのまま購入まで突き進むべきでしょう。
<終わり>
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