頑固さの中にある革新 最新5シリーズ試乗
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:BMWジャパン
走り始めてまもなくは上質な革とウッドに囲まれた空間に座ってゆったりと走らせるのも悪くないと思ったが、ワインディングロードに向かってステアリングを切った途端にフロントに縦置きされる直6ユニットが主張を始める。新しい8速ATの導くままに回転数を低く保って静かに走行していても、アクセルを踏み込んだとたん、1500rpmあたりからモリモリとトルクが湧き上がる。
ノーマルでは燃費を重視して迅速にシフトアップを行なうが、スポーツ・モードに切り替えると、エンジン回転数を3500rpm付近まで引っ張ってドライバーをその気にさせてくれる。マニュアル操作も可能であり、ステアリングホイール上のパドルシフトを使ってスポーティに走らせることもできる。4000rpmを越える高回転域にわずかにザラつく領域があるが、過給ユニットとしてはよく調教されている。10.2というターボ付きエンジンとしては高い圧縮比を実現しており、その結果、最高出力306ps/5800rpmと195g/kmのCO2排出量を両立しているあたり、エンジン屋の面目躍如たるところだ。
ただし、従来のBMWはエンジンばかりが主張していたのに対して、今回の5シリーズはエンジンの性能を堪能できるのはそれを受け止めるシャシーがあってこそ、と思えるバランスの良さがある。前述したモードは、ノーマルの他、コンフォート、スポーツ、スポーツプラスといった4種の設定があり、モードを切り替えることで、任意に選択可能な可変ダンピング機構に加えて、ステアリングのレシオやスロットル開度が連動して変わる。ノーマルのままでも幅広いシーンに対応できるが、モードを使いわけることでより幅広い好みに対応できる。
コンフォートではエンジン制御はノーマルのままだが、ATやダンパーの制御といったシャシー性能が快適性重視に変更される。スポーツではエンジンやATなどパワートレーンの設定に加えて、ダンパーやアクティブステアなどのシャシーの設定もスポーツ走行を重視したものに変更される。さらに、スポーツプラスではDSCの介入が遅れる。ESCを解除した場合には、安全を重視してパワートレーンの制御はノーマルに戻り、シャシー設定だけがスポーティになる。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【角田裕毅F1第21戦分析】スプリント後のマシン変更で好転。追い抜きは叶わずも「ウエットタイヤの判断はよかった」
バレンティーノ・ロッシ、待望のLMDh初ドライブに「ABSがないのがいい」と満悦。好タイムには“秘密”も
ヘッドライトをガッチリ保護!ダートフリークからホンダ CL/レブルシリーズに適合する「ZETA RACING ヘッドライトガード」が登場
懐かしのエンジン音と希少車体験…昭和レトロカー万博2024 11月30日
京都の無料高速が「異例の有料化」 2025年4月から全車種対象 料金収入は何に使う?
BMW『R18』をリコール…最悪の場合、火災になるおそれ
日産が新型「“高級”SUV」世界初公開! 450馬力超え「V6」&超豪華「荷室」搭載! 赤なホイールが超カッコイイ「オートグラフ ラウンジ」米で登場へ
ヤマハが見た夢「OX99-11」とは? F1エンジンをデチューンしてロードカーに搭載…ロンドンでの初公開ではジョン・ワトソンがドライブ【クルマ昔噺】
K3 ウォータープロテクトシリーズからシートバッグ WP01 が登場! キジマが新製品情報「KIJIMA NEWS EXPRESS」11月号を公開
今年のお得な30日間「決算キャンペーン2024」をバイク王が11/30まで実施中
【このクラシックなベンツのクーペなんぼ?】80年代に大人気を博した「メルセデス 280CE」の価格は?
【Gクラス史上初のBEV】メルセデス・ベンツの開発担当者がエンジン車との違いを解説!
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
【まだお先は真っ暗?】もはや日本じゃ売れる気がしないBEV…やはり初心者のボクらには無理ゲーなのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!