新型BMW X1に試乗! 3高ならぬ“3低”の魅力
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
X1は、BMWが展開するXシリーズの第4弾。X6を頂点に、X5、X3、そしてこのX1と続くわけだ。一般的にはSUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)と分類されるジャンルではあるものの、BMWは一連のモデルをSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)と呼んで他のSUVと差別化を図っている。「オンロード性能を重視していること」がSAVの特徴とのことだが、きょうびのSUVはほとんどがオンロード重視だから、この部分についてとりたてて注目する必要はないだろう。
そんななか、目を引くのがボディサイズだ。といっても、全長4470mm×全幅1800mmという数字は、国産車で言えばエクストレイルとデュアリスの中間。輸入車では価格的にも正面からぶつかるティグアンとドンピシャだ。言い換えれば、典型的なスモールSUVサイズである。しかしスペックを追っていくと、全高の項目で視線が釘付けになった。
1545mm。SUVとしては異例に低い。さらにわれわれ日本人、とくに都市部の住人にとってこの数字は大きな意味をもつ。タワーパーキングやマンションの立体駐車場が利用可能だからだ。BMWジャパンによると、1545mmという全高は日本側からの要望が通った結果なのだという。それを聞いて「日本のような販売規模の小さいマーケットの要望が通るわけがないと思うんですけど」と僕。すると「たしかに台数は少ないのですが、本社は日本での成功をかなり重視しているんです。なんと言っても自動車先進国ですから」という答えが返ってきた。
だったら東京モーターショーにも来ればいいのに…なんてことは言わなかったけれど、そう言われてみればBMWは3シリーズに日本専用のドアハンドルを採用して全幅を抑えるなど、細かな“現地最適化”をしている。実際のところ全幅決定にどこまで日本側の意向が入っているのかは分からないが、いずれにしても駐車場の全高制限を気にする必要がないのは、ライバルに対する大きなアドバンテージである。
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