アウディA3セダン、雪のサーキットで試した
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:篠原 晃一
スタイリングのまとまりの良さに加えて、日本の道路事情にピッタリのボディサイズなのが嬉しい。A3スポーツバックと比べて、全長が140mm伸ばされて4465mmになったのは必然だが、全幅を+10mmの1795mmに留めたのは、日本の立体駐車場を意識したかのようだ。グループ共通の新型プラットフォーム「MQB」の採用に加えて、ボンネットやフロントサイド・パネルなどにアルミパーツを採用したことで、エントリーモデルでは1250kgという軽量化に成功している。車庫の事情や住宅地の道の広さを鑑みると、やはりコンパクトで軽量なクルマは使い勝手がいい。
ただし、全高は60mm低めた1390mmになっており、全体のバランスとして、伸びやかなセダンのフォルムにまとまっているため、室内空間がどうか心配になる。が、運転席に乗り込んでみると、まったくの杞憂であることがわかった。身長171cmの筆者にとって、十分な頭上空間が確保されており、助手席とのほどよい距離感も心地よい。後席の膝前は大人が座れるだけの空間が確保されている程度だが、後席はつま先が前席の下に入るし、頭上空間はライバルと目される「メルセデス・ベンツ CLA」よりはるかに余裕がある。Cピラーの付け根に小窓があって6ライトになっているため、室内が明るいことも圧迫感が少ない理由だろう。
試乗ステージに選ばれたのは、雪景色のとかち帯広空港周辺である。寒さに震える手でA3から採用された新しいHMI「MMI」システムを操作して、エアコンの設定を調整する。タッチ操作に対応したことで、感覚的に使えるようになった。オンラインでの情報提供を行なうアウディコネクトと連動してLTEに対応しており、スマホやパッドなどのデバイスを8台までつなぐことも可能だ。エアコンの吹き出し口やシフトヘッドなど、インテリアの細部まで妥協がないのは、アウディの上級モデルと共通する美点だ。
外から見ると、クーペかと思うほどAピラーが傾斜して見えるが、運転席からの視界をじゃますることはない。ステアリング・ホイールの向こうに速度計と回転計が見えて、運転に集中できる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
観光地へのドライブは要注意! 「坂道・駐車・観光客」行楽シーズンに気を付けたい運転のポイントとは
登場しては消滅……の連続! 走りはいいんだけどなぁ……な「低全高ミニバン」4台と今は見かけないワケ
連休中はクルマのタイヤに注意! 見た目じゃ空気が少ないのが分からない車両も
アストンマーティン、835馬力の新開発V12エンジン発表…年内デビューの新型車に搭載へ
まさかの「BMW“軽”」!? 斬新「高級車グリル」&観音開き採用のホンダ「N-BOX」! ド迫力の「スーパーハイトワゴン」に“ユニーク”の声集まる
ル・マン24時間レースはチームメイトの怪我とマシントラブルで大波乱!予選編 レーシングライダー石塚健のレースレポート
ニューウェイ争奪戦を繰り広げるフェラーリF1とアストンマーティン。それぞれのオファーとその魅力を分析
【試乗】ついに「N」がニッポン上陸! バカッ速EVのIONIQ 5 Nにヒョンデの神技を見た!!
新車購入時のディーラーオプション vs 社外品! 価格なら社外品に分があるけどDオプにしかないメリットはあるのか?
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】CMFデザイナーが語る、新グレード「HuNT」にこめた「気軽さ」の表現とは
「ニューウェイは“一緒に働きたい人リスト”で一番上」ハミルトン、フェラーリで夢実現するか?
【MotoGP】バニャイヤ、マルケスのファクトリー昇格あり得ると予想? チームに「うまく適応してくるはず」と言及
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か