スバル WRX STI ニュル優勝奪還への走り
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
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先日の東京オートサロンで初披露された、今年のニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ:6月19日~22日)に参戦する車両、「WRX STI NBR チャレンジ 2014」のシェイクダウンが富士スピードウェイで行われた。挨拶に立ったSTIモータースポーツ統括部の辰己 英治 総監督は「多くのスバルファンからの期待が年々高まっているのを感じる。必ず勝てると信じている」と語り、2012年以来3度目となるSP3Tクラス(2L以下のターボ車)での優勝奪還を誓った。
ドライバーは昨年と同じく、ニュルブルクリンクでの豊富な経験を誇る吉田 寿博 選手、4回目の挑戦となる佐々木 孝太 選手、オランダ人のカルロ・ヴァンダム選手、昨年からチームに加入したドイツ人のマルセル・ラッセー選手の4名を予定している。
参戦車両はポテンシャルアップした新型WRX STIをベースに、量産車の技術を多用しながら過酷な耐久レースに必要な要素を織り込んだ。開発段階から富士重工業とコラボレーションを図りながら製作を進め、2013年車両よりも空力性能の改善や、軽量化、低重心化による重量バランスの見直しを行うなど「パフォーマンスは従来よりも一段確実に進化している」(STIパワーユニット技術部主査の小澤 正弘 監督)という。パワートレインにはEJ20型(2.0L 水平対向ターボエンジン)を搭載し、今回新たにシーケンシャルトランスミッションが採用された。最高出力250kW(340ps)、最大トルク461Nm(47kg-m)を発生する。
今後のスケジュールは、4月12日と5月17日にVLNレース(ニュルブルクリンク長距離選手権)に出場し、6月19日~20日の公式予選、21日~22日の本戦に向けてセットアップを進める。
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