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新型アウディR8。新クワトロシステム&V10エンジンの実力をテスト

クワトロはビスカス式から電制多板クラッチへ

同時にこの速度域で何かあったら、人間の反応速度を超えて一般的には対処が難しくなるものだが、日常使いできるスーパースポーツモデルとして、安全と安心まで確保しているのも凄い。それを可能にしている要素のひとつが新たな電子制御4輪駆動システムだ。

先代は機械的なビスカス式の4輪駆動方式だったが、新型は電子制御多板クラッチ方式。基本はフロント20:リア80だが、状況に応じて前輪の駆動を自在に操れる。旋回時にオーバースピードなどでリアが滑りそうになった時には、あからさまにフロント駆動が強くなりグンッと車体を引っ張って、リアの滑りを収めながらクルマを前に進める。この“スピンさせようと思ってもできないほど賢い4輪駆動制御”によって、ダイナミックモードで走ると「こんなに鋭くノーズが入ったら普通はリアが滑って破綻する!」と思えるほど鋭い操舵への反応を示しながら、かなり豪快な旋回を楽しめる。

また新型R8に設定されたパフォーマンスモードを選択すれば、それら安定性を手助けしてくれていた横滑り防止装置の介入も必要最小限になり、腕に覚えのあるドライバーも楽しめる。完全にアシストをオフにしてドリフトすることも可能だが、 この速度域で冷静にクルマをコントロールするのはプロの領域だ。

最後にハイパフォーマンス版のV10プラスだが、アクセル操作に対するエンジンの反応が鋭く、さらには吹け上がりも鋭くなり、感覚的には別物のクルマになる。しかし、停止時からの発進などで多少乱暴な反応にもなるので、個人的には「ふだん使いできるスーパースポーツ」としてノーマルのV10がしっくりくる。

価格はV10 5.2 FSI クワトロで2456万円、V10 プラス 5.2 FSI クワトロは世のスーパースポーツ勢と真っ向勝負となる2906万円となる。

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