【まとめ】 ジュネーブショー2014・ドイツ勢編
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:望月 浩彦、竹花 寿実
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:望月 浩彦、竹花 寿実
BMWからは、「4シリーズ・グランクーペ」と、BMWでは初のFFモデルとなる「2シリーズ・アクティブツアラー」が登場。3シリーズ・ベースの4枚ドアとなると、似たようなモデルがないこともない。その違いを開発担当・取締役を務めるヘルベルト・ディース氏に訊いてみた。
「『2シリーズ・アクティブ・ツアラー』はワゴン並みの収納力を持ち、4ドアの利便性とスタイリングの良さを望むアクティブなライフスタイルの人に最適ですが、同じ4ドア・モデルでも『4シリーズ・グランクーペ』はスポーティでクーペらしいスタイリングを重視する人向けと、異なるユーザー像を持っています」
1のハッチバック、3、5、7のセダン/ワゴンのシリーズに加えて、2、4、6のクーペを独立したモデルとする戦略をとったおかげで、1月のデトロイト・ショーでの「M」の発表でもクーペが「M4」として独立し、4ドアの「M3」が久しぶりに復活するなどファンにとっては嬉しいニュースも生まれている。
もちろん、むやみにラインアップの幅を広げているのではない。「コモン・アーキテクチャー」の思想に則って、ガソリンとディーゼルで40%の部品を共有し、ガソリン同士では60%が共有する。しかも、FFとFRのどちらにも対応できる。今回の「2シリーズ・アクティブツアラー」に積まれる1.5L3気筒、2L直4ターボ、2L直4ターボディーゼルは、「コモン・アーキテクチャー」としては初の実装エンジンである。メルセデス・ベンツ「Bクラス」というヒット作の柳の下に二匹目のドジョウのあるなしも気になるが、なによりも、このエンジンの出来は今後のBMWのパワートレイン戦略を占う上でも気になるところだ。
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後編へ続く
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