新型アウトバック試乗。注目は軽さと燃費!
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:小林 俊樹
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5代目レガシィでは、サスペンションを新開発している。フロントはストラット式のままだが、エンジンとともにサスペンションを支えるクレドール(ゆりかご)構造のサブフレームを採用。リアはマルチリンク式からダブルウイッシュボーン式に変更。アウトバックの場合は、M+S表示のあるオールシーズンタイプのタイヤを装着するだけに、コーナリングの限界を上げるというよりも走りの洗練度を向上させるために役立っている。
乗り心地の快適さは、SUVというよりも高級サルーン的だ。しかも、ステアリング操作に対して素直な応答性を示し、安定性の高さはVTD-AWDにより前後のトルク配分を最適化している効果が大きい。実際に、ウエット路面のコーナーを駆けぬける場面でも4輪がシュタッという感じでしたたかに接地している様子が伝わってくるので、アウトバックに対してより高い信頼が抱けるようになった。
ただ、ボディの剛性感はクラスの平均レベルといったところだ。それが高くなれば、走りの上質感はドイツのプレミアム系SUVに匹敵するようになるはずだ。とはいうものの、あえてそうしなかった可能性はある。ドイツ勢がボディ剛性にこだわるように、航空機会社でもある富士重工のブランドにかけてスバルは軽量化にこだわっているからだ。ボディの剛性感はクラスの平均レベルでも、車重はドイツ勢はもちろん同クラスの日本車と比べても(アウトバックは競合車がないのでツーリングワゴンが前提)かなり軽いのだ。
したがって、燃費の面でも(つまりCO2の排出抑制の意味でも)レガシィは大いに期待できる。アウトバックは、同クラスのSUVと比べれば車重の軽さが際立つ。たとえば、レクサスRX350より360kg、ムラーノ350XLより270kgも軽い。当然、10・15モード燃費にもそれが反映されている。アウトバックは見た目の存在感ではSUV寄りになったが、燃費の面ではワゴン寄りとなり、この点こそ注目すべき価値になるに違いない。
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