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スバル レヴォーグ ハズれのグレードはないが約40万円高のアイサイトXは絶対に付けたほうがいい

アイサイトXは絶対に付けたほうがいい

グレードは大きく分けると「GT」と「GT-H」「STISport」の3種類で、前述のアイサイトXを搭載したものは「GT EX」「GT-H EX」「STI Sport EX」という車名になります。

それぞれの特徴を(あくまでざっくりと)述べるなら、おおむね以下のとおりです。

・GT…310万2000円
ホイール径が17インチとなるベーシックグレード。より上級なグレードと比べればさすがに装備レベルは劣るが、それでも十分以上の快適装備が標準で装着されている。

・GT EX…348万7000円
上記にアイサイトXが搭載されたグレード。

・GT-H…332万2000円
ホイール径が18インチになり、「リバース連動ドアミラー」や「ハンズフリーオープンリヤゲート」などの豪華装備が標準装着されるグレード。

・GT-H EX…370万7000円
上記にアイサイトXが搭載されたグレード。

・STI Sport…370万7000円
専用18インチホイールや各種のスポーティな意匠、本革シートなどのほか、ザックス製電子制御サスペンションが標準装備される最上級グレード

・STI Sport EX…409万2000円上記にアイサイトXが搭載されたグレード。

この中で「おすすめグレード」を考えたいわけですが、その前に「新機能であるアイサイトXは付けたほうがいいのか?」という問題について考えたいと思います。

上の価格を見ておわかりのとおり、アイサイトXの値段は「38万5000円」です。こちらはアイサイトXとセットで標準装着される「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」込みのプライスですが、それとアイサイトXに38万5000円の価値はあるのでしょうか?

「高速道路はあまり走らない」という人であれば、アイサイトXは明らかに不要です。なぜならば、アイサイトXの機能は高速道路上でしか発動されないからです。

しかし、現行型のレヴォーグを買っておきながら「高速道路はほとんど走らない」という人はほぼいないはず。ということは、アイサイトXは「絶対に付けたほうがいい」というのが筆者の率直な意見です。高速道路をひんぱんに利用するのであれば、アイサイトXには38万5000円分の価値はあると考えられます。

そのうえで「GT EX」と「GT-H EX」「STI Sport EX」の中でどれがベストかと考えるなら、やはり「STI Sport EX」がベストでしょう。

サスペンションの硬さやステアリングの重さ、エンジンの活発さ等々を「高級車のようにまろやかな感じ」から「スポーツカーのようにタイトなニュアンス」まで瞬時に切り替えることができ、なおかつ「インディビデュアル」という自分好みのカスタム設定もできる機能は、一度味わうともう二度と後戻りできないほど便利かつ快適、そして快感です。そのため、できることならSTI Sport EXを選んでいただきたいと思います。

しかしながら、電子制御サスペンションではない標準サスペンションの「GT EX」および「GT-H」であっても、レヴォーグという車は十分以上に快適かつ高性能です。そして最廉価グレードである「GT(およびGT EX)」も、レヴォーグの中では確かに最廉価ですが、その装備内容は普通にかなり充実しています。

そう考えると、「いちばん安いやつか中間グレードにアイサイトXを付けて、電子制御に頼らない、この車の素性の良さそのものを味わう」という選び方だって大正解でしょう。

それゆえ、筆者の個人的なおすすめはSTI Sport EXなのですが、客観的な結論は「どれを選んでもOK!」ということになるのです。

次のページ>>スペック例

このページの写真:STI Sport EX

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