フォレスター、XVのマイナーチェンジモデルに試乗。進化のポイントは?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:菊池 貴之
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その上で新型フォレスター、目に見えないけれど身体ではすぐに感じられる、走りっぷりの方も大幅なステップアップを実現していた。誰もがすぐに気付くに違いないのが静粛性の向上である。
テストコースでの試乗だったので、決して解りやすい環境ではなかったはずだが、走り出すとすぐに「これは静かだな」と実感できる。各部シールの二重化、インストルメントパネル先端部のシーラー強化といった程度には留まらず、左右各3枚のドアガラスの板厚変更にホイールエプロン部のボディ板厚アップ、トランスミッションの騒音低減等々、対処療法だけでなく源流まで立ち返っての対策は、しっかりと成果が出ている。
乗り心地も、以前にあった粗さがきれいに消え去り、とてもしなやかなタッチを身につけた。ステアリングの中立位置での据わり感が濃くなり、その先の応答性も、正確さを増したフットワークも上々の仕上がり。ターボ車にブレーキ制御でアンダーステアを抑制するアクティブ・トルク・ベクタリングが採用されたのも効いているのだろうか。全体に、すっかり大人っぽい乗り味に進化しているのである。
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