エアレースパイロット室屋義秀選手が語る…空の知見を生かしたレクサス流の“もっといいクルマづくり”
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 1
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レクサスは3月14日から16日にかけ、東京ミッドタウン日比谷において「レクサス・パスファインダー・エアレーシング~空と陸での挑戦~」を開催した。
「レクサス・パスファインダー・エアレーシング(LPAR)」とは、エアレースの世界的パイロットである室屋義秀選手とレクサスの技術交流から生まれたチーム。レクサスと室屋選手は、空と陸の枠を超えた協業を2016年から続けており、室屋選手の機体のパフォーマンスアップだけでなく、航空機から着想を得た技術をクルマづくりに還元するなど、様々な分野での協業が続いている。
室屋選手は2009年より「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」へと参戦し、2016年の千葉大会で優勝、2017年には年間総合優勝を果たすなどトップパイロットの一人として活躍する。現在では、2023年よりスタートした「エアレースX」に参戦し、2024年にはチャンピオンを獲得した。
会場では、エアレースXで実際に飛行したチャンピオンマシン「Zivko Edge 540 v3」や、技術交流で生まれたパーツを装備し昨年100台限定で販売された特別仕様車、レクサス「RZ450e “F SPORT Performance”」の展示に加え、15日には、室屋選手とLPARのテクニカルコーディネーターを務める中江雄亮氏によるトークショーが開かれた。
関係者によると、実際にエアレースで活躍する機体が都内に展示されるのは「かなりレア」だそうで、会場には多くのファンが足を運んでいた。なお、展示された機体はイベント終了後、すぐに搬出され次の大会に向け準備が進められるそうだ
トークショーにおいて室屋選手は「(LPARは)元々『LC』のチーフエンジニア(佐藤恒治社長)との会話の中で、技術的に相談できることがないかと始まったプロジェクト。レースで勝てなくて空力面で協力を仰いだのだが、エンジニアが集まって業務の後の部活動のような形でスタートした」と説明。
その上で、「(飛行機業界では思いつかないような)新しい理論を発見したり大きな成果があった。チャンピオンも獲得し、エアレースでの知見がクルマにも応用されるなどパートナーシップへとつながった」と話す。
中江氏も「(エアレースは)最高速度400km/h、最大加速度12Gのクルマとは全く別の世界。佐藤社長が『違う角度(視点)から技術を作ってみたら?』と言って始まったのがこの活動で、当時からエンジニアの熱量も高く、時には険悪になることもあるくらい(笑)、両者が真剣に話し合って進めてきた」と語った。
(次ページに続く)
#レクサス #エアレース #エアレースX #レクサス・パスファインダー・エアレーシング #室屋義秀
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