ル・マン、TTRSに探る、アウディ好調の理由
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディジャパン、中野 英幸、菊地 貴之、Cedric Leherle
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディジャパン、中野 英幸、菊地 貴之、Cedric Leherle
僕は今回、生まれて初めてルマン24時間レースをこの目で見る機会に恵まれたが、現場で最も強く感じたのは、“24時間をいかに速く駆け抜けるか”を考えた時にこそ、メーカーの思想と哲学の深さや重みが戦略や行動に現れる、ということ。
事実、レースのマネージメントを見てわかるのは、速く走らなければならないが、あまりに急いでは途中で続かなくなるし、かといって構え過ぎても追い付かなくなる、という実に微妙な塩梅が求められること。攻めなければ負けるが、攻め過ぎても負けてしまう。そんな中で高い効率を維持し続けて戦えるか…アウディチームはそうした“当たり前だけど困難なこと”を静かに紡ぎ続けていた。その様子には、アウディの生産者にも共通する思想と哲学が垣間見えたし、現在のブランドとしての立ち位置を築き上げたこの10年がオーバラップしたのだった。
攻めなければ追い付かなくなり負けるが、攻め過ぎても後が続かなくなる…どちらの側にも陥らないように時にデザインで攻めつつ、地味だけれど確実な技術による先進も忘れなかった。それらが融合したことで、いまのアウディがある。これはルマンの場でも確認できたし、ルマンへの参戦それ自体が自らの思想や哲学を語る、真のプロモーションにもなっていた。
着実に積み上げてきたからこその強さが、プロダクトににじみ出ていることが現在のアウディの魅力、だと僕は思う。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!