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DBシリーズ史上最強、アストンマーティンDB11にサーキット試乗

軽さと強度とデザインをバランス

DB11のもうひとつの見どころは、シャシー&ボディだ。アルミ接合構造は基本的に従来と同じ方式を踏襲するが、サイズとデザインが異なる他、最新の素材を使うことで、軽量化を達成しながら、ボディ剛性をDB9より15%ほど向上させているという。

ゲイドン時代のアストンで2人目のデザインディレクターであるマレック・ライヒマン氏がまとめ上げたDB11のボディは、アストンらしさを存分に維持しつつこれまでにない要素を加えたもので、特にキャビン部分のルーフとトランクリッド後端のデザインが新しい。

ホイールベースは2805mmとDB9より65mm延長されているが、見た目のイメージと違ってボディ外寸は4739×1940×1279mmと、DB9とほとんど変わっていない。スポーツGTとして大きすぎないサイズがキープされている、といっていいだろう。

乾燥重量はDB9より軽い1770kgに収まっているから、エンジンのパワーアップと相まって、パフォーマンスもDB9より向上している。0-100km/h加速3.9秒、最高速322km/hというのがその代表的な数値で、DB9よりそれぞれ0.7秒と27km/h上回る。

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