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アウディQ5に試乗!常識を覆すフットワーク

オススメは文句なしに…

主に乗ったのは2リッター直4・直噴ターボを搭載した「2.0 TFSIクワトロ」のSライン。Sラインとは、スポーティな内外装、スポーツサスペンション、19インチタイヤなどを組み合わせた48万円のパッケージオプションで、アウディは約半数の購入者がこのパッケージを選択すると予想している。加えて、電動パノラマサンルーフ(24万円)、バング&オルフセンサウンドシステム(15万円)、電動テールゲート(9万円)、アウディドライブセレクト(44万円)など、合計140万円分のオプションを組み込んだ試乗車の価格は709万円だ。

 ターボ過給しているとはいえ、約1.9トンのボディに2リッターではマトモに走らないのではないか? そんな心配をするかもしれないが、最新の過給エンジンにとって、排気量は動力性能の判断材料にはならない。わずか1500回転で3.2リッターV6の330Nmを上回る350Nmものトルクを発生するこのエンジンは、いついかなる状況下においてもQ5を活発に走らせる。縦置きDCTである7速Sトロニックとの相性も抜群で、アクセルの踏み込み量が少なければトントントンと矢継ぎ早にシフトアップを繰り返し燃料を節約。ひとたびアクセルを深く踏み込めば、トップエンドまでキッチリ回ってスポーティな走りを楽しませてくれる。トップエンドまで回した際の速度の伸びは3.2リッターV6に軍配があがるし、回転フィールの艶や滑らかさといった感覚的な部分もさすがにV6がリードするが、バランサーシャフトをもつ直4も決して悪くはない。豊かな低中速トルクと、91万円(本革シートの有無を含めて)の価格差、ノーズの軽さから来る軽快なフットワークなどを考えれば、オススメは文句なしに2リッター直4モデルだ。

 235/55R19という巨大なタイヤを履くSラインだが、フットワークは思いのほか軽快だ。わざわざアウディドライブセレクトをダイナミックモードに設定しなくても、タイトコーナーを小気味よくクリアしていく。もし試乗する機会に恵まれたら、重くて重心の高いクルマに付きものの、ヨッコラショと曲がる雰囲気が一切ないことに目から鱗が落ちるだろう。それでいてコンフォート性能も上々。荒れた路面を走ってもバネ下のぶるつきは皆無だし、突き上げもきれいにいなす。高速直進安定性もバッチリだ。

 かくのごとく、Q5のフットワークはSUVの常識を見事に覆すレベルに達している。サーキット走行をするのでもなければ、運動性能を理由にQ5を敬遠する理由はまったくない。

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