使い勝手抜群のホンダ シャトルが国民車候補としては悩ましいワケは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 1
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前述のとおり、走りはなかなか悪くない。
このグレードに採用されている振幅感応型ダンパーというやつは「ソフトに走るときもハードに走るときも、同じように操縦安定性と乗り心地がよろしい」というものなのだが、あいにく筆者は、ソフトめに走る際にはその恩恵をさほど感じなかった。特に舗装がやや荒れた道路をのんびり走る際は「…この車、ちょいゴツゴツ感が強すぎないか?」と感じたものだ。
しかし舗装の状態が比較的よろしい場所を、ややハイスピードで走る際には「うむ、確かに!」といったニュアンスを、この凝ったショックアブソーバーはドライバーと乗員に与えてくれる。要するに「乗り心地がいい!」ということだ。
ハイブリッドシステムがもたらすパワーも十分で、走り屋の人がどう感じるのかは知らないが、一般的な感覚の持ち主であれば「おっ、十分速いじゃないの!」と判断することだろう。そして高速道路のカーブを曲がる際なども「狙った走行ライン」を外さずにビシッと走れるので、ストレスも少ない。
運転マニアは、背後にあるデカい荷室が走りにもたらす若干の悪影響を常に感じるはずだが、とやかく言うほどの悪影響があるわけでもない。そこは非常に便利な荷室とのトレードオフとして、少なくとも筆者はまったく気にならなかった。
その「非常に便利な荷室」だが、これが実に素晴らしい。
わざわざ後席を倒さないでも荷室には十分以上の幅と高さがあるため、「家族でコストコに行くのが大好きなんですよ」みたいなユーザーはかなり重宝するはず。後席の背面にある「マルチユースバスケット」というやつも、メーカーのカタログ写真のようにしゃれた花束を入れるかどうかはさておき、「ちょっとしたモノ」の収納にいろいろ使えそうだ。筆者ならば「青ネギ」や「生卵のパック(10個入り)」を入れるだろう。や、生卵は「床下収納」に入れたほうが割れにくいか? ちなみに床下収納もなかなかの容量(30L)を誇っており、好感が持てる。
そして言うまでもなく、後席を倒せばウルトラ広大でフラットな空間が現れ、助手席までも倒せば、前述のとおり引っ越しにも使えそうな気配になる。引っ越さないまでも、個人的にはIKEAとかで家具を買って持ち帰るために使いたい。
以上のとおり、走りに関しては(普通に走っても、やや飛ばし気味に走っても)ネガティブな部分はほとんどなく、居住スペースと荷室の使い勝手は大いに良好。「後席の座面がちょいコンパクトすぎる(前後方向に短すぎる)かな?」とは思ったが、まぁ5ナンバーサイズのなかでいろいろなことを実現させるうえでは仕方ない話だったのだろう。そこは不問としたい。
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