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新型ポロGTI・解禁! ホットハッチの新時代

ホットハッチというより“ファストハッチ”

実際、短い時間の試乗ではあったのだが、しかし走り終わった後の充足感は相当なものだった。従来のコンパクトカーあるいはホットハッチといった範疇には括れない走りの圧倒的なつくり込みやクオリティはファーストインプレッションを裏切ることなく、その濃厚さに最後まで圧倒され通しだったと言っていい。

今や気にしないわけにはいかない燃費も、10・15モードで16.6km/リッターと、実に先代の26%アップを実現。動力性能から考えても抜群に優れている。この点でも尻込みさせる要素は無い。しかし敢えて言えば、洗練と表裏一体とも言えるホッチハッチ的な匂いの薄さには両刃の剣的な面もあって、自らの手でクルマを御するよろこびは、それほど強くはないのも事実だ。クルマがひたすらに速く、安定していて、失敗しても電子制御がさりげなく手を差し伸べてくれるからで、その意味ではホットハッチというよりは“ファストハッチ”と呼んだ方がしっくり来る気もしないではない。まあ、贅沢な悩みである。

 

それよりむしろ議論を呼びそうなのは価格設定の方かもしれない。車両本体価格は294万円。これだけ円高で騒がれている今、先代の5ドアが258万円、3ドアなら237万円だったことを考えると、いくら性能が上がっているとは言っても、にわかには受け入れ難い感はある。ゴルフGTIが368万円だと考えれば、そんなところかもしれないが、いずれにせよフォルクスワーゲンは、普及モデルは戦略価格なのに、この手のモデルの値付けはどれも強気だ。

 

しかしながら、このあらゆる意味でのクオリティの高さ、DSGの搭載による間口の広がりは、きっと多くのユーザーを惹き付けることになるのだろう。昨年比39%増の登録台数を記録するなど目下絶好調のフォルクスワーゲンの勢いを、年末に向けて更に加速させること必至のニューカマーの、いよいよの登場である。

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