新型カムリに早くも試乗。走りが自慢のドライバーズカーになっていた

XLE ハイブリッド

TNGA採用で操縦安定性とスポーティな走りを両立

推奨試乗コースはオレゴン州ポートランド独特のアップダウンが多いワインディングに富んだセッションだったが、フロントのマクファーソンストラットとリアのダブルウイッシュボーンの組み合わせは、快適性を保ちながら素晴らしい追従性を見せ、今回のカムリがドライバーズカーと名乗るのは誇張ではないことを確認した。

開発陣から「今回のハイブリッドモデルは新しいアーキテクチャー故に電池の置き場が自由だったので、まるでウエイトのようにレイアウトすることで、結果的に前後のウエイトバランスをほぼ50対50にできました。その結果、高い操縦安定性とスポーティな走りの両立を達成したのです」と説明を受けたが、確かにその効果は感じ取られた。

プレスリリースによれば燃費は約19.5km/Lに達し、経済性との両立を達成している。日本でも最近「シビック」など北米で成功した帰国子女が登場しつつあるが、カムリは上質な正統派アッパーミドルクラス・セダンとして歓迎される存在になることは間違いないだろう。