新型カムリに早くも試乗。走りが自慢のドライバーズカーになっていた
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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試乗したのは日本にやって来るはずのハイブリッド・バージョンである。ただし、ここに掲載した走りの写真は北米仕様のスポーティ・バージョンの「SE ハイブリッド」で、日本向けは北米では「LEハイブリッド」あるいは「XLE ハイブリッド」と呼ばれるモデルとなるはずだ。ちなみに個人的にはヒゲクジラのようなLE/XLEよりもSEの方が好きだ。
走り出してまず気がついたのは電動パワーステアリングのステアフィールの素晴らしさである。中立位置から自然な力を要求する切り込みフィール、そして操舵角に対してリニアに向きを変えるノーズ、しかもすべての領域で自然なステア操作性を提供している。比較するとすればステアフィールでは世界の規範と言われる「フォルクスワーゲン パサート」に勝るとも劣らない。
一方、176psと220Nmを発生する新設計の2.5L ダイナミックフォースエンジンと118psと202Nmを発生する電気モーターとの組み合わせから引き出されるパフォーマンスも必要にして十分以上で、僅かに左足を踏み込んだだけで、70マイル(約113km/h)以上で流れるアメリカン・ハイウェイの交通にたやすく割り込むことも可能である。
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