高齢者のペダル踏み間違い事故はなぜ起きるのか。実は他人事じゃない身体のメカニズム
掲載 更新 carview! 文:編集部 2
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駐車する時は、バックをしたり、後ろを確認したり、窓から乗り出して清算機を操作したりします。この時、上半身に引っ張られて下半身の向きも変わります。
高齢者はもともと大腿部の開き角が大きく、足先も外側に開き気味になります(図12、13)。さらに身体や関節が硬くなっているので、下半身が上半身の向きに引っ張られる度合いも大きくなります。
※交通事故総合分析センター イタルダインフォメーションNo.124より引用
ブレーキペダルの上にあった右足が、後ろや横を向いた拍子に右側のアクセルペダルに移動し、姿勢が崩れたままの状態でブレーキを踏もうとすると、アクセルペダルを踏み込んでしまう、というわけです。
まとめ:自分や家族のペダル操作も確認しておこう
レポートは“高齢者に特有の身体機能の低下”という視点でまとめられていますが、足の開き方やペダル操作のクセなどは、年齢以外の個人差もありそうです。また、最近でこそ“事故が起きにくいペダル配置”を売りにしたクルマが増えつつありますが、コンパクトカーや軽自動車は一般的にアクセルペダルとブレーキペダルが非常に接近しているケースが多いもの。現実には、無意識のうちに踏み間違えそうになっている予備軍は多いと思われます。
というわけで時間のあるときに、自分の足とペダルの位置関係を確認して、必要なら修正を試みてはいかがでしょうか。まっすぐ前を向いてシートポジションを調整した後、自然に伸ばした右足がきちんとブレーキペダルの上にあるか、ペダルの右端に寄っていないか、今にもアクセルペダルに触れそうじゃないか。後ろを振り向いたときや、ペダルを踏み替えたときはどうか? もちろん、高齢者のご家族がいるなら、実際に座ってもらって確認してみると良さそうです。
また、右足の基本ポジションは、かかとを床につけ自然に足をまっすぐ伸ばしたときにブレーキペダルの真ん中が踏める位置。アクセルペダルを踏むときは、かかとを支点にして足先を右に傾けるように踏むことで、ペダルの踏み間違えの防止をすることができますよ。
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