肝はウェット!最新スポーツ&エコタイヤの実力
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:横浜ゴム株式会社
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:横浜ゴム株式会社
ったくタイヤって凄い! 目には見えにくいけど、確実に時代と共に進化してるんですなぁ。不肖小沢、久々ビックリ致しました。
それはYOKOHAMAゴムの2013年モデル試乗会。ネタは主に永遠のスポーツタイヤ、ADVANの新作「ADVAN Sport V105(アドバン スポーツ V105)」と、累計3300万本以上! のオバケ普及タイヤ「DNA ECOS」の後継商品「ECOS ES31(エコス ES31)」なんだけど、マジでビックリ。ズブの素人でも分かる性能アップが図られていたのだ。キモはズバリ、ウェット性能!!
タイヤ性能にはざっとドライグリップ、ウェットグリップ、耐摩耗、騒音、乗り心地なんかがあるが、正直ドライグリップなんてのはサーキットじゃなきゃわからないし、耐摩耗性にしろ少なくとも1年乗らなきゃわからなくて、騒音はよっぽどうるさいのはともかくこれまた馴れが必要で、乗り心地も車両とのマッチングもあって結構難しい。でもね、ウェットは旧モデルとウェット路面で乗り比べるとすぐに分かる。で、その見本のようなタイヤだったのだV105は。
不肖小沢はまずベンツEクラスにアドバンの旧タイプV103を履かせてウェットを走り、次に新作V105に履き換えて走ったのだがビックリ。まーるでステアリングフィールが違う。103は103でそれなりで悪くはないんだけど、次に乗った105と比べると段違い! 直進時の安定感もさることながら、そこから切り込んだ時の手応えがあることあること。比べると103は悪いけどフニャフニャだ。
ブレーキング時のフィールも違う。ゆっくり制動をかけた時は103もそれなりだけど、105のシャープさと絶対グリップには敵わない。
そのほかベンツ SL350、BMW 328i、ルノー メガーヌR.S.、アウディ RS5などにV105を履かせて高速周回路を時速200km弱で走ったけど、どれも盤石よね。グリップに不安がないのはもちろん、無理矢理ダブルレーンチェンジしてもハンドリングは安定。それと目立って良かったのは騒音の低さ。この手のハイグリップタイヤってのはなにかとタイヤの硬さからガガーッとノイズが入ったり、路面の継ぎ目でゴリッと来るモンだけどV105はまるでなし。
要するにグリップや乗り心地の良さは当然、難しいウェットと騒音までクリアしてたのだ。
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