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高くなった新型Cクラスに試乗。ステアリングは気になるが、これ買っときゃ間違いない

高くなった新型Cクラスに試乗。ステアリングは気になるが、これ買っときゃ間違いない

C200 アバンギャルド

電動感を感じる加速とくせのない素直なハンドリング

一般道で交通の流れに沿って走らせてみると、アクセル操作に対し、これくらいだろうと想像するよりも勢いよくクルマが前へ出る。ペダルをグイッと踏み込んで加速するよりも、半分程度踏み込んだ日常的な加速の際にその印象が強い。このいかにも電動感を感じる加速は、メルセデスがISGと呼ぶマイルドハイブリッドシステムによるもの。大型化したスターターモーターが加速時にエンジンによるパワーを補完するほか、ジェネレーターとしても活躍する。

ISGはそれだけでなく、補機類を動かす力をエンジンから直接取らないで電動化し、エンジンが発したパワーをできるだけ効率よく駆動に用いる仕組みだ。だから1.5リッターターボでも十分パワフルに感じるのだ。感じるというか実際にパワフル。かつてこのクラスの上級モデルに搭載されていた3.5リッター6気筒エンジン並みかそれ以上のトルクの豊かさを感じさせる。世の中のおじさんが新しいクルマを見かけた時の最初の質問は「これ何cc?」と相場が決まっているが、もはや排気量からはそのクルマの動力性能を推し量ることはできず、その質問にあまり意味はない。わかっているなと思われたいおじさんは、次から「システム全体の出力とトルクはどれくらい?」と聞こう。

いっぽうで加速をやめアクセルペダルから足を離すとエンジンがストンと止まり、クルマはコースティング(空走)状態となる。これで燃費を稼ぐのだ。わずかでもブレーキを踏めば即座にエンジンがかかってエンジンブレーキが作動するので、走行中に誤ってニュートラルに入れちゃった時のような不安感は一切ない。

燃焼効率だけを考えると、1.5リッターの場合、一般的に3気筒のほうが有利とされるが、メルセデスは回転フィーリングが安っぽくなるのを避け、4気筒を堅持する。小排気量なので官能性には欠ける音質だが、電力アシストもあってむやみに回転を上げる必要がなく静かだ。

乗り心地はいつものメルセデスであり、快適そのもの。絶対的重量が違うので、Sクラス、Eクラスのような重厚感はないが、代わりに軽快感がある。エンジン横置きのAクラスもなかなかの乗り心地を獲得しているが、エンジン縦置きのCクラス以上でのみ味わうことができる高級感はきちんと残している。具体的には、昔ほどではないものの、電動パワステとしてはしっとりとして引っかかりのない上質なステアリングフィールであったり、車体剛性の高さやよくできたサスペンションによって、路面からの大小さまざまな入力を丁寧に角を丸めて伝えるところなど。

FRらしい、くせのない素直なハンドリングで運転しやすい。ワインディングロードを活発なペースで走らせればよく曲がるし、ACCを使ってリラックスしながら高速道路を走らせれば、高い直進安定性に感心する。ACCの車間調整と車線中央維持のアシストは頼もしく、それでいて出しゃばらず奥ゆかしい。リアアクスルステアリングは、同位相に切れるほうは自然な動きなので意識するのは難しいが、逆位相に切れるほうは明らかに小回りが利き、駐車時の切り返しの回数を減らせる便利機能だ。

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