Fタイプ クーペ、ジャガー新時代の最終兵器
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
パワートレーンは3つのエンジンが用意される。340psの3.0L V6+スーパーチャージャーと380psのパワーアップバージョン、それと550psを発揮する5.0L V8+スーパーチャージャーだ。V6エンジンに関してはコンバーチブルと変わらないが、V8は495psから550psへスープアップされる。ボディ剛性が高まった分、思い切ったことができたのだろう。0-100km/h加速4.2秒、最高速度300km/hは立派である。ちなみに550psという数値は、ジャガーの頂点モデル「XKR-S」と同じ。ただ、あちらが4シーターのGTカーであることを鑑みれば、スポーツ走行ではこちらに軍配が上がりそうだ。
それではさっそく走った印象へ話を移そう。はじめにステアリングを握ったのは380psバージョンのV6を積む「Fタイプ S クーペ」であった。ドライバーズシートに座ってエンジンをかけると唸るようなブリッピングがするのはコンバーチブルと同じ。前を見ているだけではクーペであることを感じない。
ただ、ルームミラー越しの後方視界がそれを自覚させる。縦長のリアガラスが目に入るからだ。このときの視界の広さは「まぁ、こんなもんかな」といったところ。が、これが走り出すと驚く。リアウィングが立ち上がり、限られた視界をさらに限定するのだ。さすがにしばらく呆然としたが、それでも走りを優先する彼らのスタンスに賞賛を送りたい。
それはともかく、V6のウリはやはりハンドリングだった。380psのパワーは必要十分で、出だしからかなりのGフォースをドライバーに与えるほど力強いが、鼻先の軽さや軽快なハンドリングが気持ちいい。ボディ剛性が高まったことで一体感が増し、カラダとマシンがひとつになっている感覚が生まれる。お尻のすぐ後ろにあるリアタイヤのトラクションのかかり方もリアルに伝わり、アクセルとの連動性が高いこともわかった。この辺はアダプティブ・ダイナミクス、メカニカル・リミテッド・スプリップデフあたりの作動と関係する。
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