年内登場へ。ベンツの高級ミニバン「新型Vクラス」はアルヴェルやLMに対抗できるのか
掲載 carview! 文:編集部 227
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2023年6月21日、トヨタは新型「アルファード」と「ヴェルファイア」を発表しました。新型では高級感と快適性をさらに高めるなど、高級ミニバンというカテゴリーの「絶対王者」としての地位を確固たるものにしています。
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実際、国内ではアルファードの対抗馬となりうるモデルはほとんど存在しません。
たとえば、かつてはアルファードと激しい争いを見せていた日産「エルグランド」は長らくフルモデルチェンジが行われておらず、もはや周回遅れといった状態です。それ以外では、ホンダ「オデッセイ」が2023年冬にも復活することが予定されていますが、2021年まで販売されていたモデルとほぼ同等の仕様であるため、新型アルファードに真っ向から立ち向かうほどの強さはありません。
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そのなかで、高級ミニバン界のダークホースと目されているのがメルセデス・ベンツの「Vクラス」です。Vクラスは2023年夏にビッグマイナーチェンジが予定されており、新型アルファードの強力な対抗馬のひとつとなることが予想されています。
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メルセデス・ベンツのなかでは唯一のミニバンとなるVクラスは、1998年に初代が発売された後、2003年には「ビアノ」の名称で2代目へとフルモデルチェンジを果たしています。
現在販売されているのは、2016年に発売された3代目です。
3代目では、全長4905mm×全幅1930mm×全高1930mmのボディを持つ標準仕様に加えて、全長5150mmの「ロング」、さらに全長5380mmの「エクストラロング」という計3種類のボディタイプが用意されているのが大きな特徴です。
シートは、2+3+3の8人乗りを基本構成としています。これはアルファードなどのミニバンと同様ですが、1930mmというワイドなボディを活かし、2列目と3列目の真ん中の座席も十分なスペースが確保されている点は嬉しいところです。
また、多少手間はかかるものの、2列目と3列目の座席を外して広大な荷室を出現させたり、2列目を後ろ向けに取り付けてショーファーカーとしての機能性を増したりするなど、アルファードなどの国産ミニバンとは異なる多彩なシートアレンジも魅力です。
加えて、「エクスクルーシブパッケージ」を装着すると、2列目シートをビジネスクラスのような上質なキャプテンシートとすることも可能です。
さらに、内外装の高級感もVクラスの魅力です。この点は、「さすがメルセデス・ベンツ」といったところです。
一方、商用バンをベースとしていることもあり、走行時の快適性や足回りの質感、運転席周りの機能性などアルファードに軍配が上がるという評価も多いようです。そのため、どちらかといえばトヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」のプレミアム版と呼んだ方が適切かもしれません。
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それでも、Vクラスは「アルファード一強」の様相を呈している高級ミニバンというカテゴリーにおいて、選択肢のひとつとして根強い人気を誇ってきました。
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そんななか、メルセデス・ベンツは2023年夏にもVクラスを大幅にブラッシュアップすることを明らかにしました。
公開されたティザー画像では、フラッグシップサルーンである「Sクラス」のようなフロントマスクを持つことが確認できます。さらに「高度な機能性と快適性、そして特徴的な高級感を兼ね備えており、ビジネス、ファミリー、そしてキャンパーに十分なスペースを提供する」というメッセージも添えられており、多人数移動を目的とした「ピープルムーバー」以上のモデルとなることが示唆されています。
また、新型Vクラスの発表と同じタイミングで、BEV仕様の「EQV」やキャンピングカー仕様の「マルコ・ポーロ」のフェイスリフト版も登場すると見られ、Vクラスを中心としたラインアップ全体が刷新されると予想されています。
それ以上の情報はほとんど明らかにされていませんが、現行モデルに引き続き、商用バンがベースになるという点では、走行時の快適性は新型アルファードに軍配が上がるかもしれません。
一方、その分車両価格は控えめになる可能性が高く、新型アルファードの最上級グレードと競合する価格帯で登場すると見られます。そのうえで、メルセデス・ベンツらしい高級感のある内外装がさらに磨き上げられれば、新型Vクラスは新型アルファードの対抗馬となるかもしれません。
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2023年6月末時点で、具体的な発表時期や日本導入の可能性についてのアナウンスはありません。ただ、早ければ2023年後半にも日本へ導入されると見られており、もし実現すれば、同時期に復活を果たすオデッセイやレクサスの超高級ミニバン「LM」と合わせて、高級ミニバン市場が一気に盛り上がることは間違いなさそうです。
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