24年登場の新型エルグランドはe-POWER×e-4ORCE搭載のドライバーズカー!?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:日産自動車 107
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:日産自動車 107
現在、国内の高級ミニバン市場はトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」がほぼ独占状態にあります。アルファード/ヴェルファイアはまもなくフルモデルチェンジされることがほぼ確実となっており、まさに向かうところ敵なしといった様相です。
そのようななか、ホンダは一度販売終了した「オデッセイ」を中国からの輸入車として復活させるという離れ業で対抗し、アルファード/ヴェルファイア一強の現状に風穴を開けようとしています。
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一方、元祖高級ミニバンの日産「エルグランド」は現行モデルの登場から13年以上が経過しており、アルファード/ヴェルファイアのライバルと呼ぶにはやや物足りない状態です。
しかし、ここにきてエルグランドにもついにフルモデルチェンジが行なわれるとのウワサが舞い込んできました。
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このまま生産終了となることも予想されていたエルグランドですが、日産関係者によると、新型の開発は進められていたようです。
発売時期については不透明なようですが、アルファード/ヴェルファイアがまもなくフルモデルチェンジを果たし、2023年冬にもオデッセイの販売が再開されることを考えると、早ければ年内、遅くとも2024年前半の発売が濃厚となっています。
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現行のエルグランドには、2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンが搭載されていましたが、新型エルグランドでは、エクストレイルに採用されている1.5LのVCターボエンジンにモーターを組み合わせた「e-POWER」が搭載されると見られます。また、同じくエクストレイルに採用されている4WDシステム「e-4ORCE」も設定される見込みです。
そうなると、プラットフォームもエクストレイルと同じ「CMF-C/D」になると考えられます。つまり、新型エルグランドはエクストレイルのミニバン仕様と呼べる構造を持つモデルになると言えそうです。
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現行のエルグランドは、スポーティな走りが魅力の反面、室内空間の広さに課題がありましたが、「e-POWER」を採用する新型エルグランドでは、モーターを活かしたさらにスポーティな走りと、低重心化によって実現した必要十分な室内高が両立されるようです。
デザインも刷新され、新型「セレナ」や上海モーターショー23で公開された高級SUV「パスファインダー」のような新世代の「Vモーショングリル」が採用される見込みです。
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ただ、「e-POWER」を搭載した新型エルグランドが登場したとしても、アルファード/ヴェルファイアの牙城を崩すことは簡単ではありません。
かつてはファミリーカーとしての利用がほとんどだった高級ミニバンですが、近年では企業や政府関係者などが用いるショーファーカーとしての役割を果たしています。そうしたニーズに対応するためには、内外装の高級感や機能装備はもちろん、ブランドイメージやコストパフォーマンス(リセールバリュー)なども重要な要素となります。
内外装の高級感や機能装備については、現行のエルグランドもかなりのレベルに達しているため、それほど大きな問題にはならないかもしれません。ただ、ブランドイメージといった面では、近年の日産には「フラッグシップ」と呼べる高級車がラインナップされていないことが気がかりです。
また、リセールバリューについても、すでに確固たる地位を築いているアルファード/ヴェルファイアと肩を並べることは容易ではありません。また、この秋からはレクサスの超高級ミニバン「LM」の日本上陸もアナウンスされました。
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このように考えると、新型エルグランドはあくまでもファミリー層がメインのオーナーズドリブンカーとなることが濃厚で、アルファード/ヴェルファイア、新型LMが担うショーファーカーの需要を切り崩すのは難しいかもしれません。
ただ、「e-POWER」のスムーズな走りや、「アリア」などで採用されている先進的な内外装のデザインと機能装備が合わされば、ファミリーカーとしては十分以上にアルファード/ヴェルファイアの対抗馬になることは確実です。
一方、可能性は低いと見られますが、アリアのプラットフォームやパワートレインを採用したBEV版が登場すれば、ショーファーカーとしてもアルファード/ヴェルファイアのライバルとなるかもしれません。
早くから電動化を進めてきた日産の技術が、新型エルグランドに対してどのように活かされるのかに注目が集まります。
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