“一点突破”か“バリエーション”か。新型「エルグランド」は「アルファード」と何が違う？ 予想価格は700〜900万円ほどに

日産 新型エルグランド

パワートレーンや駆動方式が豊富に選べる「アルファード」

今回公開された新型「エルグランド」のパワートレインには、シリーズハイブリッドシステム「e-POWER」の第3世代が採用されます。専用設計された1.5Lエンジンと駆動用モーターからなるシステムです。

また、駆動方式は後輪をモーター駆動する電動4WD「e-4ORCE」が採用されます。新型「エルグランド」の性能スペックは公表されていませんが、第2世代のe-POWERを搭載する「セレナ」のスペックは、フロント用モーター出力が120kW（163PS）にリヤ用モーター出力が60kW（82PS）で、合わせて180kW（245PS）。1クラス上の新型「エルグランド」ですから、「セレナ」よりもパワフルな設定であることが期待できます。

それに対して「アルファード」のパワートレインは、2.5Lのエンジン車、2.5Lのハイブリッド、2.5Lのプラグインハイブリッドと3種類を揃えます。また、駆動方式はプラグインハイブリッドが4WDのみですが、ほかはFFと4WDの両方を用意しています。つまり、新型「エルグランド」よりもバリエーションが豊富に揃っているのです。

出力は、プラグインハイブリッドでシステム最高出力225kW（306PS）、2.5Lのハイブリッドで、システム最高出力184kW（250PS）、エンジン車で134kW（182PS）。新型「エルグランド」は、「アルファード」のプラグインハイブリッドの225kW（306PS）に近いスペックを期待したいところでしょう。