ホンダS660、サーキット・一般道・ワインディングで徹底試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一、市 健治(水色ボディ)
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一、市 健治(水色ボディ)
となると当然、サーキットではなく公道を走るとどうなのか、ということが知りたくなる。そういった僕らの思いに応えるかのように、ホンダは4月に四国の高知で、S660の公道試乗会を開いた。さらにその後、僕は撮影を兼ねて都内の青山とその周辺でもS660を走らせることができた。で、その結果を書いたのが、このリポートである。
そこで、高知での印象について書く前にまずドライビングポジションについて触れてみると、S660はそこの煮詰めがなかなかいい。軽サイズだから幅の余裕はないが、前後方向は充分にあり、しかもスポーツカーらしい低い着座位置を得られるのが好ましい。それでいて、広いウインドシールドをとおしての前方視界にも問題はない。
しかもS660、シートの前後スライドノッチや、リクライニングアジャスターのノッチがキメの細かい設定だから、自分好みのドライビングポジションを設定し易い。ステアリングの調整はチルトのみ可能で、残念ながらテレスコピックは備わっていないが、バックレストの角度をキメ細かく調整できるため、自分好みの運転姿勢が問題なく手に入った。
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