無双状態の「ジムニーノマド」にも向き・不向きがある。盲目的に“5ドア”を選ぶ人が見落としがちなデメリットとは?
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 56
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というわけで話題になっている5ドア(ジムニーノマド)だけど、すべての人に向いているかといえばそうではない。
もちろん多くの人にとっては5ドアのほうが向いています。何より後席ドア付きのほうが後席への人の乗り降りだけでなくリヤシートへ荷物を置くアクセスだって楽。
そういう意味では5ドアのほうが万人向きだけど、なかには3ドアのほうがマッチする人もいるのです。「とにかく5ドア」とは考えずに、マッチングをしっかり考えるべきでしょう。
ところで、あまりの購入希望者の多さに長い納車待ちが発生して現在受注が止まっている5ドアですが、再開される日は来るのでしょうか?(※記事執筆時点の7月初旬も受注停止中)
2025年5月30日にスズキが発表したプレスリリースによると、当初の目標販売台数として1200台/月を見込んでいた日本向けの生産台数を、2025年7月より約3300台/月へと増やして「今回の増産により、引き続き早期に受注を再開できるよう全社を挙げて取り組んでまいります」とのこと。
何が凄いかって、これまでの予定の約3倍にまで拡大するというのだから驚くしかないでしょう。
5ドアは発売から5日間で約5万台のオーダーを受けて受注停止となったけれど、月に3300台のペースで顧客のもとへ届けばいま抱えているバックオーダーは1年と数カ月で解消する計算になりますよね。
そんな背景を鑑みれば、オーダー再開のタイミングは1年後くらいと考えられるのは楽観視しすぎでしょうか?
(終わり)
(写真:スズキ)
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