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新型コンチネンタルGT 超速・現地レポート!

1年後には4.0リッターV8も登場

ここまで見た限りでは、あるいは「あまり変わり映えがしない」と感じた人も居るかもしれない。しかし、そこは7年ぶりのフルモデルチェンジ。新機軸もしっかり準備が進められている。実はデビュー1年後には、V型8気筒4リッターの新エンジンの投入が予定されているのだ。

排ガスの約40%の低減に繋がるというこのエンジンは、アウディ製を土台に完全にベントレー専用ユニットとして開発されているといい、FlexFuelにも対応するという。強調されていたのは「これはエントリーレベルではない」ということ。廉価版コンチネンタルGTをつくるつもりはなく、環境問題などをシビアに捉えているユーザーへの、もうひとつの選択として設定されるというのである。

スペックなどの詳細はまだ明らかにされなかったが、そう考えるとやはり過給器付きで、出力も相当なレベルが実現されるのだろう。しかも小型軽量となれば運動性能にも効いてくるはず。あるいは将来は、こちらこそコンチネンタルGTの主力となっていくのかもしれない。

それにしても、この変化の小ささには議論もありそうだ。しかし、ベントレーモーターカーズのマーケットポジショニング担当、Marcus.Abbott氏はこう明言した。

「顧客の85%が『Don't Change.』と言います。それこそポルシェ911のようにね。」

もちろん、何も変わらないなら刷新の必要は無いわけだが、見れば見るほど、じわじわと違いが見えてくるのが、この新型コンチネンタルGTだ。あまり変わらないと思ったのに、これを見た後には現行型がちょっと古く見えてもくる。実は現行モデルのオーナーである筆者としては悔しいところだが、それは事実である。

正式なお披露目は、10月開催のパリ・サロン。早く実際に、その目に見えない進化を体感してみたいところである。デビューからスピードの登場、そしてスーパースポーツへの進化ぶりからすれば、間違いなくそこには大きなステップが刻まれているに違いないからだ。

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