3つのバリエーションをもつ新型軽、ダイハツ キャスト登場
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸、ダイハツ工業
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸、ダイハツ工業
ダイハツは9月9日、1車種で「アクティバ」「スタイル」「スポーツ」という3つのバリエーションをもつ新型軽の「キャスト」を発表した。「経済性に加え、デザイン性を求める声が増えている」という市場背景を受け、既存車種に無い新しい方向性で同時開発されたという。価格はアクティバが122万400円(Xグレード/FF)~164万7000円(Gターボ“SAII”グレード/4WD)、スタイルが122万400円(Xグレード/FF)~164万1600円(Gターボ“SAII”グレード/4WD)、スポーツは10月下旬発売予定のため未定となっている。
クロスオーバー風の味付けがされたアクティバは、前後のアンダーガードやガンメタリック塗装のサイドドアモール、ロアボディ、専用グリルなどがエクステリアの特徴。他の2つのバリエーションよりも最低地上高を30mm上げ、180mm(FF車)とすることで雪道やオフロードでの走破性を向上させている。
アクティバの4WD車には、ぬかるみなどでタイヤが空転した際に発進をサポートする「グリップサポート制御」、雪道などの滑りやすい下り坂でブレーキ操作をしなくても一定の車速を維持する「DAC(ダウンヒルアシストコントロール)」が標準装備される。
台形フォルムのフロントグリルや、メッキ加飾が施された前後のバンパーモール、サイドロッカーモールなどで都会的な上質感を表現したというスタイル。
一方、前後のエアロバンパーとドアミラー、さらにリアクォーターピラーや専用エンブレムなどに赤を配してスポーティ感を強調したスポーツ。インテリアも赤をアクセントに黒基調でまとめ、走りを予感させる仕上げとなっている。スポーツ専用として、最適チューニングされたサスペンション、7速マニュアルモード付CVT(パドルシフト付)、MOMO製革巻ステアリングホイール、16インチタイヤ(FF)が装備される。
ムーヴで採用済みの軽量&高剛性ボディ骨格構造「Dモノコック」、足回りを最適化した「Dサスペンション」、走行モード(エンジンとCVTのプログラム)を切り替える「Dアシスト」の装備により、凹凸路やコーナリング時のロールやピッチングなどを抑制して操安性を向上。また、ムーヴで培った技術を進化させ、低速からの振動やこもり感を抑え、登録コンパクトカーレベルの静粛性を実現したという。燃費はアクティバとスタイルで30.0km/L(FFのNAモデル。FFのターボは27.0km/L)を達成している。
安全装備は、衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警報、誤発進抑制制御、先行車発進お知らせなどの機能をもつシステム、スマートアシストIIを採用した。
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