秋登場「クラウン“スポーツ”」と比べるべきは「NX」。割安感でクラウンが一歩リードか?
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 68
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 68
保守的なFRセダンから史上最大といえる大変革を遂げて2022年に登場した16代目「クラウン」。先陣を切ったクロスオーバーに遅れること1年強となるこの秋、新たなボディバリエーションとなる「クラウンスポーツ」が間もなく発売される。
ミドルサイズのプレミアムSUVとして大注目される同モデルだが、このカテゴリーを検討しているのなら、「レクサス NX」とどっちを選ぶか頭を悩ます人も多いだろう。そこで今回は、同門のライバルともいえるこの2台のSUVを比べながら、特徴を探っていきたい。
>>クラウン“スポーツ”ってどんなクルマ? 今わかっている情報はこちら
>>クラウン“スポーツ”の気になる点は? みんなの質問はこちら
まず、ボディサイズを比べてみよう。
・クラウンスポーツ|全長4710×全幅1880×全高1560mm
・レクサスNX|全長4660×全幅1865×全高1660mm
2台を比べると、レクサスNXの方が全高以外はわずかに小さい。また、ホイールベースはクラウンスポーツが2770mm、NXが2690mmとなっており、前後のオーバーハングは、クラウンスポーツの方が短い。
>>レクサス NXってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NX(ハイブリッド)ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NX(PHEV)ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NXのユーザーと専門家の評価はこちら
>>レクサス NXの気になる点は? みんなの質問はこちら
>>レクサス NXの中古車情報はこちら
ちなみにクラウンスポーツは先にデビューしたクラウンクロスオーバーより全長が220mm短く、全幅は40mmワイドになっており、端的にいえば、クラウンスポーツはボディサイズやフォルムからも、相当スポーティなキャラクターが追求されていることをうかがい知ることができる。
>>クラウン“クロスオーバー”の価格とスペック情報はこちら
>>クラウン“クロスオーバー”のユーザーと専門家の評価はこちら
>>クラウン“クロスオーバー”の気になる点は? みんな
<この秋登場予定のクラウン“スポーツ”>
<レクサス NX>
次に、パワートレーンを比較すると、クラウン“スポーツ”は今秋登場するハイブリッド(HEV)と、今冬の発売が予定されるプラグインハイブリッド(PHEV)の2本立て。
どちらも排気量やスペックはまだ公表されていないが、HEVがクラウン“クロスオーバー”にも搭載される2.5L直4+モーター(システム出力234PS)、PHEVはNXのPHEVモデル「NX450h」と同じ2.5L直4+モーター(同309PS)と噂されている。
これに対し、NXは先述のPHEVユニット(同309PS)のほか、2.5L直4+モーターのHEV(同234PS)に加え、純ガソリンモデルとして2.5L直4自然吸気(201PS)及び2.4L直4ターボ(279PS)もラインナップする。
■クラウン“スポーツ”
・2.5L直4+モーター(PHEV)|システム出力309PS ※予想値
・2.5L直4+モーター(HV)|システム出力234PS ※予想値
■NX
・2.5L直4+モーター(PHEV)|システム出力309PS
・2.4L直4ターボ|279PS
・2.5L直4+モーター(HV)|システム出力234PS
・2.5L直4自然吸気|201PS
つまり、トヨタ自慢のHEV、PHEVにこだわったのがクラウン“スポーツ”、穏やかな自然吸気やパワフルなターボなど純ガソリンモデルも豊富に取りそろえるのがNXとなっており、このあたりでも好みが分かれてきそうだ。
>>クラウン“スポーツ”ってどんなクルマ? 今わかっている情報はこちら
>>クラウン“スポーツ”の気になる点は? みんなの質問はこちら
>>レクサス NXのユーザーと専門家の評価はこちら
>>レクサス NXの気になる点は? みんなの質問はこちら
では、装備についてはどんな違いがあるのだろう。なお、クラウン“スポーツ”のインテリアはクラウン“クロスオーバー”とほぼ同じなので、室内装備等はクロスオーバーから予想してみた。
ここで、外装ではクラウンスポーツの全車21インチというホイールサイズの大きさが目に付く。この点NXは18インチまたは20インチであり、スポーツと名乗るだけあって、クラウン“スポーツ”は、走りを重視した足回りとなっている。
また、周囲の静止物を感知して衝突被害を軽減する「パーキングサポートブレーキ」も、クラウンが標準装備するのに対しNXでは全車オプションと、安全装備もクラウンの方が充実している。
ただ、日常の運転で便利なカラーヘッドアップディスプレイは、NXの方が標準装備されるグレードが多く、装備の充実度合いにはジャンルによって濃淡がある。よって、ここは装備表とにらめっこして自分好みの装備の有無をよく吟味したい。
>>クラウン“スポーツ”ってどんなクルマ? 今わかっている情報はこちら
>>レクサス NXってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NX(ハイブリッド)ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NX(PHEV)ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
最後に、クラウン“スポーツ”の価格についてはまだ明らかでないものの、クラウン“クロスオーバー”の435万円~という設定から、同じパワートレーンを積むクラウン“スポーツ”もスタート価格は同程度と予想できるだろう。
一方、高価なPHEVについてはポジショニングがクラウン“スポーツ”より格下の「ハリアー」のPHEVが620万円、プレミアムブランドであるレクサスの「NX450h」が729.5万円~ということを踏まえると、NXよりは安いと想像し、600万円台後半に設定されると考えられる。具体的には、クラウンスポーツ全体の価格帯は400万円台半ば~680万円程度だろうか。
>>ハリアーってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>ハリアーハイブリッドってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
これに対し、NXは455万円~753.5万円。そして、見逃せないのはレクサスが基本値引きなしなのに対し、トヨタブランドのクラウン“スポーツ”ではある程度の値引きが期待できるという点だ。なので、同レベルのグレードなら、やはりクラウン“スポーツ”の方がお買い得感ある価格に設定されると期待できる。
>>レクサス NXってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NX(ハイブリッド)ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>レクサス NX(PHEV)ってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
スポーティな走りや、プレミアムモデルとしてレクサスにもヒケを取らない装備水準、相対的に割安な価格設定、そして何より超人気カテゴリーであることを踏まえると、クラウン“スポーツ”はかなりのヒットモデルとなることは必至。デビューは10月中の可能性が高く、今から要チェックだ!
>>クラウン“スポーツ”ってどんなクルマ? 今わかっている情報はこちら
>>クラウン“スポーツ”の気になる点は? みんなの質問はこちら
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
はたらくクルマ図鑑「ヤマグチのレッカー車たち」4
【追記あり】上位勢が続々転倒の荒れたスプリントをマルティンが制す。ペドロサが3位に昇格/第4戦スペインGP
最近のホンダ勢いヤバくね? 新型投入で勝負に出る! 新型WR-Vに人気のヴェゼルまで注目車4選
はたらくクルマ図鑑「ヤマグチのレッカー車たち」3
初代からコスパめっちゃよかったのよ!! 「最強のオールマイティカー」電撃見参!!! 三菱初代アウトランダーPHEVの魅力
迷彩カラーは4タイプ! 12台限定のランボルギーニ「ウラカン ステラート」が登場。「オールテレイン アド・ペルソナム」の気になるカラーは?
F1アカデミー、アメリカン・エキスプレスをオフィシャルパートナーに迎える
ミニ・カントリーマン 詳細データテスト ミニらしく活発 SUVらしからぬタイトな挙動 車体は大柄
[ヤリスクロス]より爆安!! [初代アウトランダー]みたいなクルマを今こそ!! 230万円台で3列シートって!! しかも三菱渾身の4WD技術でバカ安だった
「レンジローバー スポーツSV」はBMW M製V8ツインターボを搭載! エンジン屋「X5M/X6M」「M5」の強心臓とのマッチングはいかに
9年目の大アプデで一層楽しい! マツダ・ロードスターへ英国試乗 新LSDとトラック・モード獲得
幻の「ケンメリGT-Rレーシング」を「スカイライン」で再現! メインステージは「もちろん富士スピードウェイです」
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!