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アウディの新型A8はレベル3自動運転も織り込まれたハイテクの塊

自動運転機能や高度な情報表示にも注目

発表時に話題になったレベル3の条件付き自動運転機能「アウディ AIトラフィックジャムパイロット」はまだ実装されていない。これは生産モデルでは世界初となる約60km/h以下の高速道路の同一車線のみで機能する自動運転と謳われている。

システムの作動中、ドライバーはメーター内に表示されるメールなどを利用することが可能となる。ただし、システムが責任を持って運転していても、システムが要請したときには10秒以内でドライバーがハンドル操作を替わる必要がある(アウディのケース)。この機能は2018年に発売されるモデルには未採用だが、ドイツなどでは近いうちに実装されることになる。日本は法規制の緩和が必要なので、2020年頃まで待たなければならない。

ところで、アウディは高度なドライバー・アシストシステムを「パーク、シティ、ツアー」の3つのセクターに分類している。

今回、パークパッケージで実用化されたのはAIリモートパーキングパイロットとAIリモートガレージパイロットだ。この自動パーキングは現在市販されるクルマとしては最も進化したもので、使い勝手が素晴らしい。コクピットのデザインもアウディらしい未来感に溢れたものだ。HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を考慮したデザインは機能的にも優れている。

様々なコネクト技術が機能し、カーナビも高度化している。ナビゲーションのコアとなる地図は「ヒア社」のダイナミックマップが使われ、ツアーパッケージの核となる、レベル2として利用できるACA(アダプティブクルーズアシスト)は地図情報から道の形状を理解し、自動的に速度が制御される。

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を駆使して、クルマの状態がどうなっているのか(縁石にどのくらい近づいているのかなど)、今まではドライバーの勘で処理していた操作が、よりリアルな情報として提供される。こうしたドライバーに寄り添う情報提供はライバル車にないメリットだ。

クルマの多様な機能を理解することが難しくなった現代のハイテクカーに対して、アウディは徹底して分かりやすい「人間とのインターフェース=HMI」を提供している。もはや数字では説明できない人間中心の性能にフォーカスしたハイテクカーが登場したのだと、感動した。

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