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ヴィッツ好調でコンパクト/ハッチ市場が拡大【ボディタイプ別売れ筋・6月】

コンパクト/ハッチバック:ヴィッツがノートを破る

コンパクト/ハッチバック部門は、登録台数が9万2074台で、38.1%のシェアを獲得した。首位に立ったのは「トヨタ ヴィッツ」。前月比84%増の大幅な伸びで強敵「日産 ノート」と、「トヨタ アクア」を抜いてトップに立った。ヴィッツは1月のマイナーチェンジでハイブリッドグレードが設定され、最高34.4km/Lの燃費を達成。外装デザインも大きく変えてきた。その商品力アップが6月の期末・ボーナス商戦で発揮され、部門トップを成し遂げた。

ノートは順位を2位に下げたものの、ヴィッツとの台数差は142台と小さく、来月以降に盛り返す可能性は十分にある。が、今後さらに伸びてきそうなのが6月にマイナーチェンジを受けた「トヨタ アクア」(6月は3位)だ。今回の改良では、外装の変更および従来の「X-アーバン」に代わる新グレード「クロスオーバー」の設定と、話題に事欠かない。燃費も最高38.0km/L、「クロスオーバー」を含むその他のグレードでも34.4km/Lを達成するなど商品力を高めている。

そして、同部門でもう1台大きな伸びを見せたのが4位の「ホンダ フィット」だ。台数は前月比約78%増の8738台。マイナーチェンジ前の販売のテコ入れが効いた模様だ。なお6月末のマイナーチェンジではデザイン変更および安全装備の充実、燃費向上を行なっており、7月以降にさらに台数を伸ばしてくる可能性がある。5位は「トヨタ ルーミー」で、前月比32%増の6756台とまずまず好調だった。

なお2017年上半期の累計販売台数でこの部門のトップに立ったのは「ノート」。1-5月に首位に立ち続け、登録台数は8万4211台に達した。

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