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さらに細分化した最新トランパス、ミドルクラスミニバン専用の「ML」を試走

ミニバン黎明期から開発をスタート

トーヨータイヤの初代トランパスmpがミニバン専用タイヤとして世に初めて送り出されたのは1995年。初代トヨタ・エスティマが1990年、初代ホンダ・オデッセイが1994年にデビューしたばかりで、もちろんまだセダン全盛期だ。ミニバンというジャンルさえ知らない人が多い時代だった。その後、1996年にはトヨタ・イプサムやホンダ・ステップワゴンなどが登場し、瞬く間に人気を獲得。ミニバンが日本のファミリーカーとして多くのユーザーに楽しまれるようになった。

20年以上の長期にわたり、ミニバン専用タイヤを作り続けてきたトーヨータイヤが今年リリースしたのは、ミドルクラスミニバン専用タイヤの「トランパスML」だ。ターゲットはトヨタ・エスクァイア/ノア/ヴォクシー、日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンといった中型ミニバンの上級グレード。2014年に登場したトランパスmpZに対し、アッパークラスの位置づけになる。

大変ニッチな商品のように思えるが、いまやミニバン専用タイヤは各社が参入しライバルも多い。2010年発足のラベリング制度による低燃費タイヤも種類が増えてきた。昨年あたりからは、付加価値を高めて細分化した新型タイヤのデビューが目立っている。

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