マクラーレンP1 サーキットで走りを徹底テスト

日本では9661万5000円から

ベースがMP4-12Cだからというわけではないが、このクルマを運転するのに、特別な資格は必要ない。必要なのは運転免許と106万7000ユーロ（日本での価格は9661万5000円から）という大金を支払う経済力である。それさえクリアすれば、カーボンとアルミニウムとマグネシウムとチタンで作られた地上の戦闘機のドライブが許されるのだ。

試乗開始が早朝ということもあり、まずはEモードで静かにスタートした。918スパイダーと同様に、このP1もボタンひとつでEV走行モードが選択できる。バッテリーのみで走行可能な距離は10kmあまりで、電気モーターのスペックも179PSと260Nmで、特にパワフルというわけでもないのだが、最大トルクを絞り出している時のモーターのノイズはまさにSF的で、なかなか気分が盛り上がる。