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「GR86」より約700kg軽い? 復活した先代“ハチロク”のルーツは、60年前に誕生したトヨタの小型スポーツ“ヨタハチ”だった

車重はなんと580kg、これぞライトウェイトの傑作

スポーツ800は、「スポーツカーをみんなのものに」をコンセプトに開発されたトヨタ初の2シータースポーツである。1962年の東京モーターショーにプロトタイプを出品。その後、改良が続けられ、1965年2月にデビューした。当時のライバルはホンダ「S600」、そして「S800」である。

スポーツ800の特徴は、徹底した軽量設計と空気抵抗の少ないスタイリングだった。軽量化と優れた空力特性は、ベーシックカーの「パブリカ」のメカニズムを流用して、スポーツカーらしいパフォーマンスを追求するための工夫だ。

開発を担当した長谷川龍雄氏(「初代パブリカ」「カローラ」の主査も務めた)は、かつて航空機エンジニアだった。

スポーツ800は、限られたパワーを見事にスピードに変換していた。搭載する空冷水平対向2気筒OHVの最高出力は45ps。水冷直列4気筒DOHCエンジンのS600(57ps)、そしてS800(70ps)に比べ、明らかに非力だった。

だがスポーツ800の最高速度は155km/h。ホンダS600(145km/h)を凌ぎ、S800(160km/h)に迫った。

高性能の秘密は軽量性にあった。スポーツ800の車重はホンダS600より115kg、S800比で175kgも軽いなんと580kg。

スポーツ800は先進的なモノコック構造ボディやアルミ材を積極的に使用するなど、総合的な軽量化を実施していた。さらに空気抵抗が少ない流線形でまとめたデザインが、スピードの伸びに有利に作用した。

(次のページに続く)

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  • 2025/8/16 17:42

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    AE-86カローラレビンはTE-27カローラレビンがルーツ。TE-27はレースで勝つために、カローラ20クーペにセリカの2T-Gエンジンを搭載したもの。
    対してトヨタスポーツ800は、部品は流用しているかもしれないが、専用プラットフォームにパブリカの水平対向2気筒800ccエンジンをチューンアップして搭載したもの。成り立ちはむしろ逆。
    復活した86は、カローラとは何の関係も無く、AE-86の実用性も無い。専用設計の2ドアクーペボディにスバルの水平対向4気筒エンジンを搭載している点はヨタハチに似ているかもしれない。
    今求められているのは、小型軽量サンハッチボディに3気筒1.5Lエンジンを搭載した、KP-61の後継車。
  • 2025/8/16 17:51

    違反報告

    10年後、カプチーノは名車と呼ばれる
    今のうちに買いだな
  • 2025/8/16 17:46

    違反報告

    違いますね。ヨタハチは水平対向エンジンでしたが。ヨタハチの型式がPであるので、スターレットが後継であり、ヴィッツ、ヤリス・・・現在は、GRヤリスが真の後継車種です。

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