「GR86」より約700kg軽い? 復活した先代“ハチロク”のルーツは、60年前に誕生したトヨタの小型スポーツ“ヨタハチ”だった
掲載 carview! 文:koensha 12
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手が届くプライスの、振り回しやすいボディサイズとパワーを持った軽量FRスポーツ。トヨタ「GR86」(そしてスバル「BRZ」)は、いまや世界的にも希少な存在だ。
2.4リッターの水平対向ユニット(235ps/250Nm)を搭載した現行モデルは、GRならではの味わいを追求し、先代以上に楽しいドライビングフィールを実現した。ワインディングロードに持ち込まなくとも、通常のシティユースでも切れ味鋭いテイストが実感できる。
GR86は、ちょっぴり上質感を増したスタイリングと内装を含め、かつてFRスポーツに親しんだベテランにとっても大いに気になる存在である。GR86を操ると、スポーツカーにとって必要なのは絶対的なパワーではなく、意のままに動く運動性能、そしてその源泉となる軽さであることを実感する。
GR86の車両重量は1270kg(RZ/6MT)。現在の安全基準を満たし、ひと通りの快適装備を備えたうえで、なお軽さにこだわっている。
ちなみにトヨタのスポーツカーは、その処女作となった「スポーツ800」、通称“ヨタハチ”でも軽さにこだわっていた。今回はそのヨタハチの話をしよう。ヨタハチは、復活した先代86の登場時に、開発責任者の多田哲也氏が「意識したクルマ」に挙げていた。
(次のページに続く)
#トヨタ #GR86 #スポーツ800 #ヨタハチ #BRZ #S600 #S800 #旧車 #スポーツカー
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