日産 セレナのグレード別装備の違いを解説。特別仕様車もチェックしよう【購入ガイド】
掲載 carview!
掲載 carview!
ミニバンは、家族や友人同士でドライブする際にちょうどいい車です。ミニバンにも大きさがさまざまあります。日産 セレナは、運転に自信がない方でも安心して取り回しできる、5ナンバーサイズのミディアムクラスミニバンです。
日産 セレナは、グレードラインナップが豊富なことでも知られています。グレード別の装備内容には、どのような違いがあるのでしょうか。違いを見極めるポイントを解説しますので、グレード選びの参考にしてください。
目次
日産 セレナは、ミニバンの中でも新車販売台数が多い車です。日産の高い技術や広い室内空間に加え、福祉車両としてのニーズにも応えた豊富なグレードラインナップが高く評価されています。
グレードごとの違いを把握することにより、自分に合うグレードを選ぶことが可能です。まずセレナの特徴をおさらいしましょう。
日産は、1994年に国産初ミニバンを「セレナ」という車名で発売開始しました。以来、安心できるファミリーカー ミニバンとして進化を遂げています。
現行モデルは、2016年にフルモデルチェンジした5代目です。日産のデザインアイコン「ダブルVモーショングリル」を採用したフロントマスクが人目を引きます。
大きく分けると、100%モータードライブのe-POWER(7人乗り)と、コンパクトなハイブリッドシステムを採用したスマートシンプルハイブリッド(8人乗り)の2種類です。グレード別で違いがあります。
日産 セレナは、子どもを抱いていたり荷物で手がふさがっていたりする際に便利なハンズフリースライドドアを、グレード別またはメーカーオプションで設定できます。また、狭い場所での出し入れが可能なデュアルバックドアも人気です。
広い車内空間は、1列目から3列目までどこに座ってもゆったりとしてくつろげます。車内も楽に移動可能です。家族で出かける際に起こりうるシーンをイメージして設計されており、子育て世代にも使いやすい、優しさあふれるミニバンといえます。
8人乗りのスマートシンプルハイブリッドグレードには、スマートマルチセンターシートが標準装備されています。
3列ゆったりモード・6人旅モード・2列スーパーリラックスモード・ベビーケアーモードなど、合計12種類のモードへシートアレンジが可能です。
乗車人数や荷物の大きさ・長さに合わせて、セカンドシートのスライド機構や横スライド機構をアイデア次第で活用できます。
セレナは、内装カラーや素材の選択肢がグレードごとに違いがあることも魅力です。シートに注目してグレードを選ぶという選択肢もあります。
シートカラーは、プレミアムインテリア(P)・グレー&ブラック・ブラック・グレージュなどです。シート地は、合成皮革・ジャカード織物/トリコット・織物/トリコットに加え、グレードによっては防水シートも選べます。
日産は、シートの快適性にもこだわっており、ゼログラビティシートというドライブ疲労を軽減してくれるシートを採用しました。メーカーオプションで、前席クイックコンフォートヒーター付シートとも選択可能です。
セレナの荷室は、同程度サイズのミニバンクラスでは、No.1の広さを誇ります。
公式サイトには「荷室高はラゲッジアンダーボックスを含む」と記載されているものの、荷室高サイズは明記されていません。室内高が1,400mmのため、1,400mm+アンダーボックス高となります。
ディーラーオプション設定のラゲッジアンダーボックストレイは、脱着式で水洗い可能です。濡れたり汚れたりした衣類や品物を収納するのに便利で、アウトドア時に重宝します。狭い駐車場でも荷物を出し入れしやすいデュアルバックドアも便利です。
セレナのパワートレインは、e-POWERとスマートシンプルハイブリッドの2種類です。それぞれさらにグレードが分かれており、特徴に違いがあります。
2022年9月現在販売されている現行モデルのグレードラインナップ(福祉車両除く)と、新車価格・中古車価格は下記項目を参照してください。
現行モデル5代目セレナのグレードラインナップは、下記のとおりです。特別仕様車「XV エアロ」「アーバンクロム」やカスタムカー「AUTECH」の情報も合わせて記載しています。
グレード | 新車価格 |
---|---|
e-POWER XV | 322万6,300円 |
e-POWER ハイウェイスターV | 358万2,700円 |
e-POWER ハイウェイスターG | 380万9,300円 |
X | 257万6,200円~282万4,800円 |
XV | 273万6,800円~298万5,400円 |
ハイウェイスターV | 307万100円~333万5,200円 |
XV エアロ | 289万3,000円~314万1,600円 |
セレナ アーバンクロム | 312万5,100円~366万5,200円 |
セレナ AUTECH | 322万5,200円~419万2,100円 |
使い勝手が良いミニバン セレナは、新車販売台数が多いため、中古車市場へも多数流通しています。2022年9月28日時点の中古車相場価格は、セレナ全体(e-POWER・ハイブリッド含む)で88万円~424万円です。
セレナの中古車を検索する際には、詳細条件を指定して検索すると、自分好みのグレードを探しやすくなります。
セレナのグレードを選ぶ際には、グレードごとの違いに注目すると、自分が求める条件にかなうグレードを探しやすくなります。パワートレインや装備内容に注目しましょう。一般的なグレードの選び方について解説します。
日産 セレナには、標準モデルとハイウェイスターモデルがあります。エクステリアデザインが大きな相違点です。パワートレインは、先述したように、e-POWERモデルとハイブリッドモデルがあります。パワートレインの違いは、燃費性能や動力性能が異なる点です。
これらの主な相違点を踏まえ、ハイウェイスターを望むかどうか、e-POWERが良いかどうかをまず考慮しましょう。条件を絞り込むことにより、グレード選びが楽になります。
ハイウェイスターの主な特徴は、専用エアロパーツです。
エンブレムをはじめ、フロントグリル・フロント/リアエアロバンパー・サイドシルプロテクターなどに専用デザインが採用されており、より迫力のある精悍な顔つきのエクステリアデザインとなります。
バンパーイルミネーション・フロントプロテクター・グリルイルミネーションを含むフロントダイナミックパックは、ハイウェイスター専用です。サスペンションも専用が装備されており、力強い走行性能を味わえます。
日産技術e-POWERは、100%モータードライブを可能にした、新しいカタチの電気自動車です。モーター走行のため充電は必要ありません。
アクセルを緩めるだけで減速可能です。加減速をアクセル操作のみでコントロールできるため、足のペダル移動が少なく、楽に運転できます。静粛性に優れ、低燃費を実現していることも魅力です。
フロントブルーグリル・リアサイドスポイラーなどは専用デザインが採用されています。
希望条件をハイウェイスターおよびe-POWERにするかどうかを考慮しても、まだ選択肢があるため悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。新車販売の売れ行きなどから、どのグレードが人気なのかをチェックできます。
現行モデルセレナグレードラインナップ中でおすすめの人気グレードは下記のとおりです。
コストパフォーマンスを重視したい方におすすめなのは、e-POWER XVです。ワンタッチオートスライドドアが装備されているため、子どもや荷物で手がふさがっているときでも楽にドアを開閉できます。
日産オリジナルナビ取付パッケージは、V/XV特別装備です。低燃費なe-POWERは、毎月の維持費を抑えるのに役立ちます。購入費用と充実装備などのバランスが良いグレードです。
セレナの最上級モデル e-POWER ハイウェイスター Gは、高級感や上質感あふれる雰囲気を味わいたい方におすすめのグレードです。
合成皮革のシートやドアトリムレザー調クロスのプレミアムインテリアは、e-POWER ハイウェイスター Gのみ採用されています。
快適性・利便性を追求した装備が多数搭載されているため、満足感が高いグレードです。ロングドライブやアウトドアなど、車を頻繁に活用する方にとっては充実度が高いといえます。
セレナのグレードラインナップ中で売れ筋なのは、ハイウェイスターVです。e-POWERグレードではないため、燃費性能に若干の違いがあります。しかし、基本的な快適・便利機能は装備されているため、不便を感じることはありません。
エアロパーツ装着の精悍なフロント・リアビューは、ハイウェイスター独特の存在感を醸し出しています。必要な装備のみ、メーカーオプション設定するというのも方法のひとつです。
日産は、セレナの通常グレードに加え、ひと味違いを楽しめる特別仕様車やカスタムカーを販売しています。AUTHECH(オーテック)・XV エアロ・アーバンクロムです。
それぞれの特徴を把握しておきましょう。他の人と違いを楽しみたい方におすすめグレードです。
これまで多種多様なカスタムカーを手掛けてきたブランドAUTECHと、日産 セレナが融合したのがセレナ AUTECHです。強化されたボディ剛性や専用サスペンション・タイヤ&ホイールなどにより、スポーティーな走りと高い安定性を実現しました。
内外装には、オーテックジャパンのこだわりが込められた、専用のブルーエンブレムが装着されています。オーテック専用ボディカラーも選択可能です。
特別仕様車XV エアロは、2021年11月に発表されました。特別仕様車専用のシンプルでモダンな雰囲気のフロントバンパーは、美しさを演出しています。他にも、エアロパーツが採用され、ハイウェイスターのエアロとはまたひと味違いが感じられるデザインです。
先進的で上質な、大人の雰囲気を味わえます。ボディカラーは、12種類用意されており、どれも個性豊かなカラーリングです。自分らしさを追求したい方におすすめのグレードです。
2020年12月に日産は、よりプレミアム感を演出した特別仕様車アーバンクロムをセレナにも追加する旨を発表しました。翌年2021年1月より発売開始されています。
専用の漆黒フロントグリル・ブラックドアミラー・スモーククリアの16インチアルミホイールなどが、セレナ通常グレードとの違いを際立たせている特徴です。さりげないこだわりが感じられ、ひと味違う上質なプレミアム感を味わいたい方に評価されています。
ファミリー層に人気が高いミニバンは、日産 セレナ以外にも販売されています。同じようなミドルサイズで、セレナのライバル車として比較されるケースが多い、2車種トヨタ ノアとホンダステップワゴンの特徴をチェックしてみましょう。
2022年9月28日時点の中古車相場もご紹介します。
トヨタ ノアも、室内空間が広く、使い勝手が良い車として高く評価されています。乗り降りが楽にできるユニバーサルステップや、狭い駐車スペースなどの場所でも荷物を出し入れ可能なバックドアなど、快適性・利便性を追求した装備が魅力です。
日産 セレナ同様、標準タイプとエアロタイプの2種類が用意されています。新車価格は、267万円~389万円です。中古車相場は、274万9,000円~529万円となっています。
ホンダ ステップワゴンは、2022年1月に新型モデルが発表され注目を浴びました。生活になじむインテリアがコンセプトといわれている内装デザインは、落ち着きのあるくつろげる雰囲気に仕上げられています。
トラフィックジャムアシスト機能をはじめ、ホンダの先進安全技術を搭載し、誰でも運転しやすい車を目指していることが特徴です。
新車価格は、299万8,600円~384万6,700円に設定されています。中古車相場は、279万8,000円~450万円です。
乗車人数や荷物の多さに左右されずドライブを楽しめるミニバンは、国内でも安定した人気を保っています。日産 セレナは、新車販売台数が好調で、人気が高いミニバンです。
人それぞれ車に求める条件に違いがあることを念頭に置いた、豊富なグレードラインナップが人気の理由と言えます。見た目のデザイン性や燃費性能・走行性能など、各グレードの違いに注目してグレード選びを楽しみましょう。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
カッコよすぎるトヨタ[ミニバン]に変貌 [大胆シエンタ]にざわつく!
ポルシェやメルセデスのお膝元「シュトゥットガルト」の交通事情…日本と違う交通標識や罰則にはご注意を【みどり独乙通信】
視界をクリアに、運転をもっと安全に! 日本精機が後付けヘッドアップディスプレイ「LumieHUD」を新発売
極上エクスプレス・アウディ 新型 S6 e-トロン・スポーツバックへ試乗 見事に調教された「野獣」
TRDの試作パーツを組み込んだトヨタ「86」に試乗!「14R-60」を参考に剛性バランスをアップさせた驚きの走りとは?【デモカー試乗】
沖縄パワーで表彰台へ! 平良響とオキナワドリームレーシングが2025年TGR GR86/BRZ Cupに参戦
英国で一番忙しい? 日産の巨大工場でクリスマス 休みの日も設備アップグレード
“EV”の「Gクラス」実際どう? 「Aクラス」4台分のパワー誇る「G 580」が凄すぎ!? メルセデス・ベンツ史上最強の「オフローダー」の実力とは
「バック駐車」に勝るものはない! 「前向き駐車」を推奨するメディアに一言 英国記者の視点
ランボルギーニのポリスカー3選…イタリア警察で活躍したファイティングブルの任務は? スピート違反取締ではなく緊急医療対応でした
23XIとFRMによるNASCAR独占禁止法訴訟は長期化へ。仮差し止め命令適用でチャーター購入は一部承認か
『ホンダNSX GT2(1994年~1996年)』オール日本人クルーで掴んだル・マンの栄冠【忘れがたき銘車たち】
【ホンダ同門対決】維持費とリセールで勝る N-BOX、走りと使い勝手でリードするフィット、幸せになれるのはどっち?
【売り切れ必至か】1000台限定の受注生産モデル、マツダ「ロードスター 35周年記念車」予約受付開始
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!