【日産にコンパクトミニバン復活の兆し?】「シエンタ」「フリード」の独占市場に「NV200」後継モデルで“やっちゃえ日産”なるか
掲載 carview! 文:モンキープロダクション 75
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日産は2024年度の決算で過去2番目規模となる6709億円の巨額赤字を計上しました。さらに、2027年度までに、国内での日産の主力生産工場とも言える追浜工場を含む、世界の7工場を閉鎖して、従業員2万人を削減するリストラ策を発表するなど、かなり経営が厳しい状況にあります。
その一環として、日産の子会社である日産車体の湘南工場への委託生産も2026年度に終えると発表しました。その生産委託とは、ほかでもないNV200なのです。
ただ、日産はそれと同時に、NV200の後継モデルを2027年度から別の工場で生産する予定であることも発表しました。
NV200の次期モデルが、ワゴンモデルを残しつつ、よりファミリー層向けに装備や安全面を進化させてくれれば、新たなコンパクトミニバンとして、シエンタとフリードの強敵になるかもしれません。むしろ、そうなってほしい……というのが日産ファンの望みです。
2025年3月26日に発表された、日産とインフィニティの両ブランドの新商品と新技術の投入計画を見ると、インドで2025年度に多目的車(MPV)を投入すると言います。さらに右ハンドルと左ハンドルの両仕様で世界への輸出を計画しているとのことなので、これがコンパクトミニバンなら、日本導入も期待したいところです。
もっとも、その投入計画では国内向けコンパクトミニバンについては言及すらなく、残念ながらそれが現実です。
それでも、シエンタやフリードの日本での登録台数は5本の指に入るほどの多さですので、日産のV字回復への期待も込めて、コンパクトミニバンも「やっちゃえ日産」です。
(終わり)
(写真:トヨタ、日産、ホンダ、ダイハツ、三菱)
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