「シビックより家族向き」。春発売「ZR-V」はホンダ最強のファミリーカーだ
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:ホンダ技研工業 107
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ホンダがクロスオーバーSUVのブランニューモデルとして生み出した「ZR-V」が好評です。
発売は4月21日ですが、すでに全国のホンダ販売店に展示車が出回っていて、「SUV3.0」をコンセプトにした新しいスタイリングを目にした読者も多いのではないでしょうか。メディア向けの試乗会では、走りも高評価となっているようです。
<上の写真:ZR-V>
ZR-Vのパワートレインは2.0Lガソリン直噴エンジンと駆動用モーター・発電用モーターを組み合わせたハイブリッド「スポーツe:HEV」と、1.5Lガソリン直噴VTECターボエンジンの2種類。それぞれFWD(前輪駆動)を基本としつつ、メカニカルに後輪へ駆動を伝えるAWD(全輪駆動)を設定しています。
このパワートレインのラインナップから想像できるように、基本となるメカニズムは「シビック」と共通している部分が多いSUVです。
1.5Lターボ車の軽快な走りやAWDの積雪路での走破性もメディア関係者には好評ですが、残念ながら筆者か試乗したことがあるのはハイブリッドのFWD車のみ。そのときの印象は「ホンダの伝統を感じさせる最高のファミリーカー」というものでした。
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「シビックの方がファミリーカーの王道なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、シビックはガソリンターボ、ハイブリッドともに試乗経験がありますが、スポーツテイストを強調したキャラクターを感じます。それはそれでシビックの世界観に合っているし、モータースポーツのホンダというイメージを期待するユーザーにはマッチするかもしれません。
一方で、ついついアクセルを踏みたくなるようなキャラクターは、リアルに後席に家族を乗せて移動するようなファミリーカーらしい使い方をしているときには活きてこないでしょう。
<上の写真:シビック>
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その点、ZR-Vは「ザ・ファミリーカー」というキャラクターです。けっしてハンドリングがだるくて走りがつまらないわけではないのですが、クルマがドライバーを急かせるような雰囲気はありません。
過去のシビックにはVTECエンジンをギュンギュンに回して楽しむスポーツホットハッチというイメージのほかに、燃費がよくて環境性能に優れたファミリーカーという側面もありました。ZR-Vは、後者のイメージを現代的に解釈したニューモデルという風に評価できるのではないでしょうか。
<上の写真:ZR-V>
実際、市街地・高速道路をミックスしたルートで試乗したときの燃費は21.0km/Lでした。カタログ値が22.1km/L(WLTCモード)ですから、かなり近い数字です。初乗りでモード燃費に近いレベルで走れたというのは、伸びしろも感じます。この経済性もファミリーカーとしての魅力といえそうです。
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ただし、ZR-Vのハイブリッド車は、20世紀のシビックのようにファミリーカーとして気軽に買える価格帯ではなくなっています。筆者が試乗したのはハイブリッドの上級グレード「ZR-V e:HEV Z」でしたが、メーカー希望小売価格は389万9500円。
この価格には、ナビシステムや12スピーカー、ETC2.0車載器なども含まれていますので、必要なオプションはフロアマットとドライブレコーダーくらいですが、いずれにしても諸費用を含めた乗り出し価格は400万円を超えてしまいます。
<上の写真:ZR-V>
異次元の少子化対策という発表に「結婚して、子どもを育てたくともさきだつお金がないんだ!」という嘆きを目にすることもありますが、2020年代はファミリーカーを手に入れるハードルも高くなっているようです。
<おわり>
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