車のローンの種類から審査まで解説、審査時のコツや落ちた際の対処法も紹介【購入ガイド】

車のローンは主に3種類

車のローンは大きく3種類に分けられます。ローンごとに審査の難易度も異なり、ユーザーごとに向いているローン、向いていないローンがあるでしょう。各ローンの特徴を把握していれば、ローンも選びやすくなります。以下で3種類のローンの特徴を解説していきますので、自身に合うローンの種類を判別してみてください。

銀行系

銀行系のローン（マイカーローン）は数あるローンの中で審査がもっとも厳しい反面、金利の低さが魅力です。銀行系ローンには以下のような特徴があります。

・審査は厳しいが低金利。審査にかかる日数はやや長め
・購入する車は自分名義になるため、ローンの途中でも売却できる
・ローンの総量規制対象外となり、他のローンを借りていても借入額に影響しない
・1000万円まで融資可能な銀行もあり、高級車を購入したい方に向いている
・インターネットからの申込で金利が優遇されることもある

自社系

自社系ローンは自動車販売店が独自に提供しているローンサービスです。審査を行う上で、外部の金融機関などを通さずに独自の基準を基に審査が行われます。自社系ローンの特徴は以下の通りです。

・貸金業に該当しないため「金利」は存在しない
・金利が発生しない分、車両代金は10～20％程度高め
・銀行系やディーラー系に比べて審査のハードルが低い
・他のローンが難しい学生、非正規雇用、主婦なども利用しやすい
・ローンを組む際に頭金必要なこともある
・おおむね返済期間は24か月以内のため、1回ごとの返済額は少なくない

ディーラー系（信販系）

ディーラー系（信販系）ローンは、車のディーラーや中古車販売店と同系列のローン会社のローンを指します。ディーラー系ローンの特徴は以下の通りです。

・並行して車の購入とローンの手続きを進められる
・提携している信託会社やクレジットカード会社、保証会社が審査を行う
・銀行系ローンに比べ審査がゆるい反面、金利はやや高めの3～4％程度
・購入する車はローンの完済まで担保になる（所有権留保）
・通常のローンの他、「残価設定型」と呼ばれるローンも増えつつある