車のローンの種類から審査まで解説、審査時のコツや落ちた際の対処法も紹介【購入ガイド】

車のローン審査の流れ

車のローン審査はどのような流れで進んでいくのでしょうか。審査に関わる一連の流れを知っていれば、先々の見通しも立てやすくなります。ローン審査の流れを順を追って解説していきますので、スムーズな手続きができるようにおおまかな流れを把握しておきましょう。

申し込むローンの選定

購入代金の支払いにローンを利用する場合、まずは申し込むローンを選定します。

ローン選定時の注意点
・数社から見積もりを取って総支払額を比較検討する
・借入金額と期間、金利を基に返済金額に無理がないか確かめる
・金利以外の費用（事務手数料、保証料など）も確かめる

仮審査（任意）

仮審査は任意ですが、ローン審査に通る可能性を簡単に調べられます。本審査に落ちてしまうと、信用情報に落ちたという好ましくない事実が残ってしまうため、仮審査を受けることは大切です。

仮審査は基本的に提出する必要書類はなく、所定用紙やインターネットで自己申告する内容に基づき審査が行われます。結果は早くて1～3営業日ほどで分かり、銀行系ローンの場合は購入する車種が確定していなくても申込み可能です。

本審査

本審査では、詳細な個人情報を基にローンを組めるか審査されます。本審査には主に以下の書類の提出が必要です。

本審査の必要書類
・本人証明書類（運転免許証や個人番号カードなど）
・年収証明書類（源泉徴収票、直近3か月の給与明細書、納税証明書など）
・借入金の使途証明書類（車の見積書、注文書、売買契約書、自動車学校等の申込書など）
・返済用の口座通帳

仮審査に通過していても、本審査に通らないケースもあります。提出書類に併せて信用情報機関情報もチェックされ、返済能力を審査する仕組みです。融資の可否だけでなく、融資額や期間、適用金利もここで決まります。

ローン契約

無事審査に通過すればローン契約（本契約）へと進みます。契約は窓口もしくは郵送にて行えますので、自分に合う方法を選んでください。ウェブサイトで申し込んだ場合、ローン規約をインターネット上で確認・同意を行います。画面指示に従って進めば店舗に出向かなくとも契約の手続きが可能です。

ローンを契約する際は、ローンの借入額や金利の利率、借入方法、返済方法に納得できるかをきちんと確かめることも重要です。

借入（車の代金支払い）

ローン契約の手続きが済めば、借入（入金）となります。入金方法は、自動車販売店の指定口座に直接入金されるケースと、申込みをした本人の口座に振り込まれるケースの2種類です。

申し込んだローンがどちらの入金方式を採用しているのか確かめ、希望するものを販売店に伝える必要があります。銀行系ローン以外の場合、車の所有者の欄が販売会社名または金融機関名になることがほとんどです。もし返済が滞った場合、車は引き上げられその車を売却して弁済に充てることになります。