【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:スズキ 23
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プラットフォームにはBEV専用に新しく開発した「ハーテクトe」を採用。軽量な構造、高電圧保護、ショートオーバーハングによる広い室内空間を特長としています。また、メインフロアはフロア下メンバーを廃止し、電池容量を最大化しています。バッテリー容量は49kWh版(FWD)と、61kWh版(FWD/4WD)が設定されます。
・49kWh版|FWD|最高出力144ps/最大トルク189Nm
・61kWh版|FWD|最高出力174ps/最大トルク189Nm
・61kWh版|4WD|最高出力184ps/最大トルク300Nm
車両重量は49kWh版で1702kg、61kWh版で1760kg~(FWDの場合)と、日産「リーフe+」(FWD、1670kg)とそれほど変わりません。「小・少・軽・短・美」を掲げるスズキの、新世代プラットフォームを使った新型だけにこのあたりはちょっと意外ですが、18インチタイヤを履くSUVというハンディもあるかもしれません。
パワートレインは高効率なeアクスルにリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの組み合わせ、発進時のキビキビとした加速や、低速から高速までの追越し時のシャープな加速を実現しているとのこと。“リン酸鉄系”ということで、バッテリーはBYDとの協業の可能性が高そうです。
駆動方式はFWDと4WDが設定され、4WDは前後に独立した2つのeアクスルを配置した電動4WDの「オールグリップe」を採用。片側のタイヤが浮くような路面でも空転したタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを配分するトレイルモード(電制LSD機能)も備えています。
「リーフ」と同等のサイズ感やバッテリー容量を活かしたSUVとして、「ソルテラ」などクラス上のCセグメントのBEVもライバルになりそうなスズキの新たな“刺客”。内外装にも気合が入っていて、価格次第ではシェアを伸ばしそうな予感もしました。日本での価格や導入時期にも引き続き注目です!
(終わり)
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