ドイツで正式アナウンスされた「ベイビーGクラス」誕生に日本のユーザーも歓喜…どんなモデルになる？

メルセデス・ベンツ Gクラス

ジムニー級は“あり得ず”。GLCと基本構造を共有か

実際のところ、このコンパクトなGクラスはどのようなモデルとなるのでしょうか？　ある業界関係者は、「あくまで予想ではあるが」と前置きしつつ、次のように話します。

「公開されたティザー画像を見るかぎり、あくまで既存のGクラスよりコンパクトであるというだけで、ジムニーと同等のサイズ感ということはなさそうです。

新型『GLC』が発表されたタイミングでのティザー画像公開であったことを考えると、構造上は新型GLCと類似点が近いのかもしれません。

価格については、既存のGクラスが高価格化した穴を埋めるものになることが濃厚です。具体的には、1000万円から1500万円程度の価格帯に設定されるものと思います。

気になるパワートレインですが、基本的にはBEVが中心になると予想します。ただし、新型GLCとプラットフォームなどを共有するのであれば、ガソリン車が設定される可能性も十分にあると思います」

日本国内では唯一無二の存在感を放っているGクラスですが、世界市場に目を向ければ、中国系の新興BEVメーカーなどに押され苦戦を強いられているのも事実です。

百花繚乱のSUVのなかで、「ベイビーG」がどのようなポジションを築いていくのかに注目が集まります。

（終わり）

（写真：メルセデス・ベンツ）