【終了じゃなかった】トヨタのV8エンジンが“存続”の新情報。背景に北米の変化と、レクサス「IS」の複雑すぎる“次期型”事情
掲載 carview! 文:編集部 39
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しかも、2020年の改良に比べると変更規模は小さく、フロントマスクが「LBX」などと同様に左右ヘッドライトがつながった新デザインとなるなど、フェイスリフトに留まるという話もある。また、トヨタ車全体で進むハイブリッド化の流れを受け、パワートレインからは非ハイブリッドの2.0L直4ターボが廃止される見込みだ。
フルモデルチェンジでもなく、変更も小幅となるとクルマ好きとしては物足りなく感じるところだが、その背景にはISの微妙な立ち位置が関係している。実際、電動化が進む欧州や中国では現行ISの販売がすでに終了しており、それらの市場には近いうちに新型BEVセダンが投入される見通しだ。
一方ISは、電動化の進みが遅い日本など一部市場向けモデルとして今後も販売が続く。ただ、レクサスが掲げる2035年までに全モデルをBEV化するという目標は取り下げられておらず、現時点でISのフルモデルチェンジに開発リソースを投入するのは難しい状況にあるのだろう。
そんな中で朗報なのが、次のマイナーチェンジ後も5.0L V8自然吸気エンジンが継続搭載される見通しであることだ。内燃機関(IC)が生き残る市場向けのモデルとして、大排気量のガソリンエンジンは必要というのがトヨタの考えだろう。
最近は、北米メーカーがV8存続を表明するなど、少し前の電動化の流れとは潮目が変わってきている。いずれにせよ、2020年代後半も大排気量NAエンジン搭載車が新車で手に入るというのはクルマ好きにとってグッドニュースだ。
ある意味で日本のユーザーとして今後期待したいのは、レクサスが2035年BEV化の目標を取り下げ、内燃機関存続へ方針転換することではないだろうか。そうなれば、正真正銘の新型IS開発も始まり、さらに魅力的なパワートレーンが投入される可能性もある。
次期ISからそこまで想像するのは妄想かもしれないが、ガソリンエンジン好きとしては夢見ずにはいられないだろう。
(終わり)
(写真:レクサス)
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