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パナメーラ試乗、第2弾 メカニズム徹底解析

911以上の安定感がある

パナメーラの技術的ハイライトは軽いボディと最適な重心点の配置である。まずターボモデルをチェックすると1970kgと2トンを切っているのは凄い。最も軽いFRの「パナメーラS」は1770kg。ボディの大きさからは想像できない軽さだ。さらに四駆を組み合わせた「パナメーラ4S」は1860kg。来年登場するV6モデルは1600kg台だろう。

この軽さこそがパナメーラのダイナミクスを決める。しかも重心が低く設計されているからハンドリングはすばらしい。実際の重心高はパナメーラ・ターボが500mm(911カレラは460mm)とスポーツカーなみの値を持っている。一方、前後重量配分は最もフロントヘビーなターボでもフロント荷重が52%と理想的だ。このような基本性能の高さがパナメーラのすべてであると言えるだろう。

それではサスペンションはどんな技術が採用されたのだろうか。サスペンションは「エアサス」と「メカニカルサス」の2種類が用意されているが、ターボはエアサスが標準。さらに911と同じ可変ダンパー・システム「PASM」(3段階に切り替え)が標準装備される。パナメーラのエアサスの特徴は空気が入るチャンバー(部屋)をバブルで切り替えることができるので、空気容量を可変できる。つまり、空気バネを可変できるのだ。さらにダンパーもそれにあわせて自動的に可変するので、つねに最適な快適性が得られる。こうしたこだわりのおかげで高級車としての資質を高めている。

カイエンで始めて開発された「PDCC(アクティブ・スタビライザー)」はエアサスにオプションで用意される。超高速走行では効果的だろう。ブレーキはもちろんカーボンコンポジットのPCCBが用意されている。

高級車としての快適性はいうまでもないが、大きな4ドアボディを持つものの、俊敏な動きはスポーツカーそのものと言えるだろう。ステアリングは軽めだが、四輪でしっかりと路面をバイトする(食らいつく)感覚は911以上の安定感がある。

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