フリードは快適な乗り心地のコンパクトミニバン。魅力やレビューを紹介【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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日本のファミリー層においてミニバンの需要は高く、中でも多彩な魅力を持ち人気を集めている車種のひとつがフリードです。安全性能・居住性で非常に高評価を集めており、2022年度上半期において、ホンダ車の中で売り上げトップとなっています。
しかし、実際の乗り心地はどうなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、フリードの乗り心地について魅力を踏まえて解説します。実際のオーナーレビューもご紹介しますので参考にしてください。
フリードはミニバンの中でも快適な乗り心地を持ち、ファミリーにも最適な車として有名です。しかし、どのような車なのか、どんな性能を持っているのかを詳しく知らない方も多いかもしれません。
ここでは、フリードが持つ機能・性能面の魅力と、乗り心地をご紹介します。
フリードの初代モデルが登場したのは2008年です。モビリオの後継機として登場したフリードは、3列シートのコンパクトミニバンとして登場しました。
名前の由来はfreedom(自由)と、free(自由)+do(行動する)で、自由な発想・自由な行動を追い求めるという思いが込められています。初代においても、取り回しのしやすさと車内の広さが魅力でした。
2011年のマイナーチェンジでは、ハイブリッドモデルが追加設定されました。また、2016年には現行モデルとなる2代目が発売時され、2列シートのフリード+をラインナップに加えています。
フリードの特徴としては、優れた走りと低燃費を両立するパワートレインも挙げられます。全グレードにおいて、ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンの2種類の展開です。
ガソリンエンジンは、直列4気筒1.5L直噴「 i-VTEC」エンジンを搭載です。シリンダー内に直接燃料を噴射することで効率的にパワーを引き出しつつ、低燃費の両立をしています。
ハイブリッドエンジンは、独自技術である「SPORT HYBRID i-DCD」と呼ばれる電気モーターと、直列4気筒1.5L直噴「 i-VTEC」を組み合わせたシステムとなります。
この「SPORT HYBRID i-DCD」は、ホンダ車らしい強い加速力と低燃費が特徴です。また、フリードは専用のギア比に設定されているため、ミニバンであっても高い燃費性能と高出力で軽快な走りが実現されました。
ホンダ車の魅力として、最先端安全性能であるホンダセンシングに注目する方は多いのではないでしょうか。
ホンダセンシングは、ホンダ全車に搭載される安全運転支援システムです。単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせて自車周辺状況を読み取り、運転支援を行います。
主な機能は、前車追従クルーズコントロールや、車線の維持アシスト機能であるレーンキープアシストです。
その他にも、事故を引き起こした際の被害を軽減する歩行者事故低減ステアリングといった機能もあり、全部で8つの支援機能が快適な運転を助けてくれます。
フリードのもうひとつの大きな特徴に、ブレーキ操作ステップダウンシフト制御と呼ばれる機能があります。これは、急な下り坂やコーナー突入時の加減速をサポートする機能です。
通常、勾配の強い下り坂のシーンでは徐々に加速してしまうため、ブレーキによって速度を制御する必要があります。しかし、フリードは搭載したシフト制御により、最適なエンジンブレーキをかけ加速を抑制することが可能です。
また、コーナー突入時においても、エンジンブレーキをかけて減速し、コーナリング中のエンジン回転数はキープした上でスムーズな加速を実現してくれます。この機能を搭載したミニバンはホンダの中ではフリードが初めてです。
フリードは機能だけでなく、乗り心地についても非常に大きな魅力を持っています。そして、その高い乗り心地を実現するのが室内やシートなどの4つの要素です。ここでは、この4つのポイントについてご紹介します。
現行のフリードは、フロントウインドウの形状が改良され前方の視界が広く、アイポイントが高くなるような設計です。そのため、視界が良好になる他、車幅感覚がつかみやすく、運転がしやすくなっています。
通常、ミニバンは車高が高くなるため死角が増える傾向です。しかし、フリードはフロントサイドの三角窓を縦長にしたことで死角を減らしています。また、フロントピラーについても細長くすることで、フロントドアの死角を減少させている点も特徴です。
このように、全体的な死角を減らしたことで視界が良好になり、運転が得意でない方でも安心して運転ができます。
快適な乗り心地を支えるポイントとして、居住性能の高い室内も大きな特徴です。フリードの室内サイズは室内長3,045mm×室内幅1,455mm×室内高1,275mm、2列目シートも広く快適に座れます。
大人でも余裕を持って足を伸ばせるほどであり、どこに座ってもくつろぐことができる点が特徴です。また、この広い室内を生かして荷室も広く活用できます。大開口のテールゲートと低床設計で重たい荷物も積みやすく、ベビーカーを立てたまま積める点も魅力です。
さらに、2列目シートを倒すことで大きな荷物にも対応します。大型ミニバンクラスにも匹敵し、非常に使い勝手がよく魅力的な居住性能です。
居心地の良いシートのつくりも快適な乗り心地を支える要素となります。シートの素材にこだわって作られているため、手触りの良さが魅力です。また、クッション性も柔らかいため、体を包み込むような座り心地を味わえます。
さらに、シートアレンジ力が多彩な点も居心地の良さを引き立てるポイントです。フリードは、6人乗りの場合は2列目がキャプテンシートとなり、7人乗りの場合は2列目が6:4分割タンブルシート・3列目が跳ね上げシートとなります。
そのため、休憩用に「1列目・2列目アレンジモード」「2列目・3列目アレンジモード」、大きな荷物を載せたいときには「2名乗車・最大ラゲッジモード」といったように、用途に合わせてアレンジが可能です。
インテリアと便利な装備も、居住性を高めるポイントです。フリードのインパネは、1枚の木の板で切り出したかのように左右に広がり、木目調パネルが採用されました。開放感に加え、優しく温かみのある空間となっています。
1列目シートを照らす、ウォークスルー照明も便利です。この他にも、インパネトレイやドアライニング部に間接照明があり、機能性だけでなく室内をよりおしゃれに見せてくれます。
そして、ルーフに付けられた室内確認用ミラーも便利です。振り返ることなく、後部座席を全て確認できます。小さな子どもを乗せる場合に役立つでしょう。
収納についても各シートに便利な装備が付いています。例えば、1列目シートのサイドにはフック、後ろにはスマホや雑誌を入れられるポケットです。2列目・3列目シートにはそれぞれドリンクホルダーを備えています。
フリードの乗り心地は、機能性もあわせて非常に高いことが分かります。しかし、実際に使用者の声を聞くことが、より参考にできる情報となるでしょう。
ここからは、フリードの乗り心地の評価をみんカラに寄せられた口コミをご紹介します。満足している点、不満な点の両方を確認し、リアルなイメージに近づけましょう。
満足している声には『スライドドアなのでチャイルドシートに子供も乗せやすいですし、子育て世代には良いサイズ感だと思います』といった声や、『デザインや走行性能、使い勝手、どれをとっても90点以上。日本の街乗りなら最強じゃないでしょうか』といった内容が多い傾向です。
フリードは、2列目から3列目にシートを動かすことなく移動できます。口コミの傾向から、家族利用を考える方におすすめの車と言えるでしょう。
また、シンプルなデザインから、落ち着いた雰囲気の車を選びたいと考えている方にもおすすめです。
フリードの乗り心地をより深く知るには、不満の声にも目を向けましょう。いくつかの不満の口コミはありますが、中でも『3列目を畳むと2列目のリクライニングがあまりできない点』といったリクライニングに関するものが目立ちます。
しかし、このリクライニングに関しては2019年のマイナーチェンジにて改良され、現在ではシートのスライド幅が増えました。3列目を後部に配置することで、ほぼフラットの状態までリクライニングが可能です。
フリードを新車で購入するとなると、予算を超えてしまうことがあるかもしれません。予算に不安を感じる場合は、中古車を検討してみましょう。
中古車は選び方が重要です。ここでは、フリードを中古車でお得に入手するコツについてご紹介します。
フリードは2019年の改良で燃費の向上が図られました。フリードの新車価格と燃費性能については、ガソリン車とハイブリッド車で違いはありますが、227万5,900円~327万8,000円・WLTCモードで15.6kmkm/L~20.9km/Lの数値です。
それに対して中古車相場は94.8万円~342.1万円の価格帯となります。(2022年10月時点の情報です。)
中古のフリードをお得に入手するには、複数の見積もりを比較しましょう。車は同じ車種であっても、扱うお店が異なれば品質や価格にも違いが生まれます。
品質はさほど変わらないにもかかわらず、価格が全く違うということも珍しくありません。複数の見積もりを取ることで、お得に購入できる可能性が高まります。
いくつか希望の車を絞り込めたら、必ず現車を確認しましょう。写真などでは品質が良く見えても、実際に見てみなければ分からないこともあります。購入後に思わぬトラブルに見舞われるなど、想定外の出費がかかれば本末転倒です。
ボディに傷はないか、ドア・エアコンなどの各部の動作に異常がないか、エンジン音が異音ではないかといったポイントを押さえて確認しましょう。
お得に購入するには、相場やレビューを確認することも重要です。これらの情報を効率的に得るために、中古車相場サイトをチェックしましょう。することが最も確実な方法と言えるでしょう。
特に、購入者のレビューは公式のカタログには載っていない使用感などの情報を確認できるツールです。自分の目的に合っているか、希望通りの性能かも確認できるため、積極的に活用しましょう。
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