6シリーズグランツーリスモ試乗 4輪エアサスのリゾートエクスプレス
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
それだけに乗り味は極めて高級志向だ。
今回試乗したのは「640i xDrive グランツーリスモ M Sport」。Mスポーツの名前が入ることからもスポーティな足回りが想像されるけれど、通常モードとはいえその乗り心地は初見では驚くほどにフカフカとしている。それもそのはずこのグランツーリスモには、7シリーズばりに4輪アダプティブ・エアサスペンションが装備されているのだ。
さらにこのエアサスは、状況に応じて4輪の車高を制御する。通常、日本では使う状況はないけれど120km/hの速度域では車高を10mm下げることで空気抵抗を減らしながら車体重心を低め、35km/h以下の悪路では20mm車高を上げてロードクリアランスを確保。そして積載状況による4輪の高低差を補正しながら、フラットな姿勢を保つことも可能となっている。いわばリゾートエクスプレスなのだ。よってその操縦性も、驚くほどにゆったりとした仕上がりとなっている。
操舵に対して素早く反応するBMWのレスポンスを期待すると、そのハンドルは肩すかしを食らうほど抵抗感なく切れ込む。しかしソフトなエアレートと1620kgの自重を巧みに使ったボディバランスでフロントサスがしなやかに沈み、リアサスが伸びて、きちんとクルマが曲がって行くから、結局はBMWらしい素直なコーナリング感覚を味わえてしまう。
エアサスを投入するような高級車はこうした場面で、操舵初期から切り込むまでに接地感を作れない場合が多いけれど、そこをきっちり紡いでいるあたりはさすがBMW。年を取ると人はせっかちになると言われるが、このテンポにリズムを合わせられるドライバーであれば、それが実に快適ながらも奥深いものだと理解できるはずである。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用
これが新型プレリュードの市販型!?マジカルシフト「Honda S+ Shift」をひっさげて、北米には2025年後半、欧州市場には2026年初頭から投入
日産の軽&コンパクトカー!! [ルークス]と[ノート]買うならどっちだ!?
1/22申込締切【Season3】中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.2「水素社会実現に向けたトヨタの取組み」
“ランクル顔”のトヨタ「ルーミー」が完成!? まるで本格四駆な「ランドクルーミー」ESBのカスタム仕様! 東京オートサロン2025で公開へ!
「ミニバンなんて一生乗るかよ」なライターが一瞬で虜に! 15年落ち16万kmのヴォクシーを買ったらあまりの快適さに感動不可避だった!!
ブガッティの新境地! スーパーカーを飾る超ラグジュアリーなガレージ「ブガッティ・エディションFG-01ガレージ」が発売
スズキ スイフトスポーツの最終モデルを2025年に発売
「ネオクラシック」バイクの傑作! カワサキ「Z900RS」“フルカスタム”車両登場! 漆黒ブラック×鮮烈イエローボディが”渋い”! ストライカーワークスから発売
日本でのMotoGP人気を上げるために「これまでできなかったこと」をやりたい。中上貴晶が考える”開発ライダー”以外の新たな役割
キャデラックF1は経験あるドライバーとアメリカ人のラインアップを目指す。ファンが期待するリカルドは加入説を否定
【ほぼ確定】トヨタの名車が続々。スープラ後継も担う「セリカ」、確度高まる「MR2」の価格と性能
【いよいよ明日から!】ガソリン補助金が減額。値上げ状況・暫定税率廃止など知っておくべき点をまとめた
スズキ「スイフトスポーツ」に“ファイナル仕様”登場。焼きチタン色の内装がスゴい…新型登場は1年後?
【本当に売ってるの?】去年話題になったトヨタの超高級SUV「センチュリー」を街で見かけない理由
【打倒アルファード?】帝王メルセデスが新型“高級ミニバン”のデザインをチラ見せ。今わかることは?
【販売店も困惑?】アウディ「A3」大幅改良も“格下”「ゴルフ」との上下関係が超ビミョーな理由とは
【ルーフレスの究極オープン】歴史的名車×F1技術が産んだメルセデスAMG新型「ピュアスピード」公開。どんな車?
【もはやノートPCサイズ!?】15インチ大型ディスプレイやマッサージ付きシートが付いた新型「ティグアン」試乗
これが噂の“ミニランクル”!? トヨタ「アーバンクルーザー」発表。「ヤリスクロス」サイズのコンパクトSUV…ただしEV
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!