レンジローバー・スポーツ ニュル8分台の走り
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
レンジローバースポーツのコンセプトは「More Sport」ではないだろうか。兄貴分のレンジローバーとは価値観が異なるユーザーがいることをカイエンやX5は証明している。
今回のレンジローバー・スポーツは二代目となるが、アルミボディの新型レンジローバーをベースに開発されているので徹底した軽量化が特徴だ。しかも、今年でランドローバー社は65周年を迎えるが、同社が誇るオフロード性能は電子制御と頑強なメカニズムを駆使し、ますます磨きをかけている。レンジローバー・スポーツでも、スイッチを押すだけで車高が上がり、卓越したオフロード性能が堪能できる。
日本に導入されるエンジンはガソリンV6とV8。ディーゼルを期待したいところだが、日本の排ガス対応はまだ先になるらしい。だが、スパーチャージャーで過給される5リッターV8と3リッターV6エンジンはトルクが非常に大きい。V8SCは510ps/625Nm、V6SCは340ps/450Nmのパワーとトルクを発揮する。V8SCはカイエンターボに匹敵するパフォーマンスだが、価格は数百万円も安いので、かなりお得感がある。
0-100km/h加速は5.3秒とレンジローバーファミリーで最速の加速性能だ。トルクの数値を見るとV6でも充分ではないかと思うが、V8とV6を乗り比べるとエンジンの振動やスムースさでV8は魅力的だ。加速力とエンジンのフィーリングをすこし我慢するなら、V6SCという選択も良いだろう。
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