【根強い人気】発売当時、目標の14倍も売れた最強伝説まで。 現行「ハリアー」が“控えめな高級感”で愛され続ける理由とは

トヨタ ハリアー（3代目）「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

現行モデルはコロナ過の発売ながら月販目標の14倍を達成

現行型4代目ハリアーは、2020年6月にデビューしました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会が停滞する中での発売でしたが、“爆売れ”という言葉がふさわしいヒットを記録します。

外出自粛で旅行や外食が制限され、「唯一の楽しみ」が新車購入となった時期。発売からわずか1カ月後の2020年7月16日時点で受注台数は4万5000台に達し、月販目標の約14倍という驚異的な数字を記録しました。納期遅延が起きるほどの人気ぶりでした。

特に売れたのは「ハイブリッド Z レザーパッケージ（4WD）」。調光パノラマルーフやプレシャスブラックパールなど、フルオプション仕様が中心でした。

発売から5年以上が経過した現在も、販売ランキングでは常に上位20位以内を維持。2024年度も6万3684台（7位）を記録し、その後も安定した販売を続けています。

走行安定性と静粛性が高く、欧州車を思わせる完成度と、日本人好みの控え目な上質さをあわせ持っています。

次期型の登場は2025年以降と見られますが、現行型のように日本的な落ち着きと上質さを保つモデルとなるのか、注目が集まります。

（終わり）

（写真：APOLLO NEWS SERVICE、トヨタ）